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「…じゃあ聞くけど、○○はいじめられてるのか?」




「レン君は○○見ててどう思う?」





どう思う…。
一緒に住んでてそんなのは一度も感じなかったし、そんな話もしなかった。
てゆうかお互い会う前の話とかした事無いかも。
それにまともに会話してない気がする。
今を話してばっかりだった。

会う前の話は別段必要も無かったし。
それにしても、







「…なんか俺あんまり○○のこと知らないかも」








「あっそ。…でもみんなが知らない○○は知ってるでしょ?それでいいじゃない。それに○○はあれでも分かりやすいから。聞いてみるといいわ、○○に」





「なんか聞きにくい。いままでそんな話しした事ないし、○○から言わねぇって事は話したくないことなんじゃねぇもんなんじゃねぇの?」




「それもそうだと思うわ。話してくれるかどうかはレン君次第よ」




じゃあ私やらなくちゃいけない仕事があるから行くわね、と言い残し教室を出て行った。



結局俺次第、かよ。





なんか学園祭って大変なんだな。
手伝いが要るのも分かる気がする。




なんかそれなら寝てちゃダメなんじゃないのか?

まず○○は何する役なんだ?






…看板メイドか。



でもそれ以外にもなにか手伝う事あるんじゃねぇのか?




「あーもー、起きろ!」





考えててもわかんねぇから!
それに俺なんか眠くなくなったし。




ゆさゆさと身体を揺さぶり起こす。





「ん…やぁ…」







○○の目をゴシゴシこする仕草って可愛…





なんでもない。







思いっきりほっぺたをつまんで最後の言葉。




耳元で囁くように言う、















「今すぐ起きなかったら教室で公開プレ」




「起きるからァァァァァァァァ!?」








ガバッ、と不吉なセリフが聞こえて飛び起きる。



怖いじゃない!!
凄くあってはならないセリフが私の耳をくすぐった。





「おはよ。学園祭の手伝いしたほうがいいんじゃねぇの?まぁ、俺は座っててやるよ」





「なんでだよ!手伝ってよ!!レン居る意味なくなっちゃうじゃんか!」






仮にもお手伝いで来てるんだからやらなきゃ。
てゆうかいつから寝てたんだろ?
ってここは…








レ、レンの上!?
なんで!?
なんでこんな所にいるのよ私!!





「ちょ、降ろして!!」





「自分から乗って来たのに?」






「無いでしょそれはァァァァァァァァァァァァ!!」







「それもそうだな。てゆうか俺に乗っかるなんていい度胸だよな。やっぱり襲」







「やめてェェェェェェ!!」





お願いだから変態発言は慎んでいただきたい。
私まで変態扱いされたら大変だしね。




…なんか寝起きいいな私。


とりあえず私もなにか手伝いを、って何すればいいの?




私って看板メイドって言われただけで何も言われて無い。
なんかそれって逆に大変だ。


理子になんか仕事っていうか手伝える内容聞いてみよ。





…だって他の人話しづらいから。


それに私口ごもるし話しが潤滑に進まない。






「ところでさ、理子知らない?」






「あー、確か職員室にテーブルクロス取りに行った」






「わかった。じゃあちょっと行ってくるから」






「俺も行く」







「…視線の嵐が待ち受けてるからイヤ。待ってて。それにこのクラスの人たちはいきなり脱がしたりしないよ…多分」







「多分ってなんだよ!!」








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