2
いまだに眠る○○は昨日寝てなかったのか?って思わせるくらい寝てる。 その傍ら、コイツは…
「おい、お前。さっきから○○のほっぺたプニプニするな」
「えー!!可愛いし、それに○○は私のマイスイートハニーだから!!」
ずっと眠ってる○○をプニプニしてる。 あーもーこんの、レズ!! 起きたらどうすんだよ!!
「あ、今私の事レズって思ったわね?思ったでしょ。そんなのね、○○限定だからレズって言われても平気よ!!」
「なんで分かるんだよ!!」
怖いからな、普通に。 真顔って言うのも怖いから。
「理子!?よくないからね!?ちなみに僕彼氏だから!レン君、理子はレズじゃないよ!!」
レズレズ連発してていいのか。 いや、言い出したって言うか原因は俺なんだけど。 てゆうかコイツら大丈夫なのか? 学園祭の準備しなくて。
まだ俺に残る気持ちの悪い匂いはさっきの胸糞悪い話し方を思い出す。 訳の分からない事を言い残して去るのは嫌いなタイプだしな。
「…あのさ、アレってなんだ?」
「さっきの?アレって言うのはまぁ話せば長くなるのよ、ね?」
「いいよ、僕が準備やっとくから説明してあげなよ。あ、それ終わったらテーブルクロス職員室から持ってきて。担任の机の上」
「えー…話すのも取りに行くのも面倒だからイヤ☆」
「テーブルクロスは理子の管理なんだから頼んだよ」
なんでだよ!
ビックリだから。 今のノリ的に教えてくれるんじゃないのかよ!
もうわけわかんねぇから。 いや、初めて会った時から訳分かんなかったから諦めよ…。
- 87 -
[*前] | [次#]
|