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キーンコーンカーンコーン
と授業終了のベルが鳴り響く。
「はーい、授業はここまでです。私はもう帰ります。今日はエステなんで☆」
「「さっさと帰れナルシスト」」
「理子とレン君息ピッタリだね」
「私もこのまえから思ってた」
今から夜の10時位までは学校開きっ放しらしい。 時間かかるからなぁ...。 先生達は殆ど出払うらしくって実質生徒ばっかりって事か...。
自由すぎるでしょ!
みんなもやる気満々みたいでもう製作に取り掛かってる。
「じゃあ僕は指揮しなくちゃいけないから理子は足りない物の補充をお願いします」
「了解!!じゃあまた後でね!レン君○○頼んだわよ」
「コイツ野放しでも大丈夫だと思うけど?」
「黙れヘタレン!!」
「もう一回言ってみ?」
「う、嘘です!!」
目が笑ってないよ!! そんな怒らなくていいじゃん。
「あ、あ、あのね、○○ちゃん...!サイズ測ってもいい?」
「ん?...メイド服!!あ、えと、その...!!」
ヤバい。 理子以外と話すのは久々で緊張が...!!
「何固まってんだよ」
ガプ、
「いった!!耳!!耳噛まないでよ変態!」
耳まで真っ赤になってる私はゆでだこなんだと思う。 人がいるところでこんな事止めてほしい...! てゆうか人がいなくても恥ずかしいから止めて!
「よし、捕まえた。...測れば?」
緊張しすぎてなんか...
「...眠い」
バタバタと抵抗する気もなくなって夢の世界へ。
「え。寝る?このタイミングで寝る?」
「可愛い...いいなぁ、私も○○ちゃん触りた...あ、測りますね」
「...お前○○が好きなのか?」
「当たり前じゃないですか!!このクラス皆は○○ちゃんが大好きですよ!!可愛いくて、フワフワしててたまに口悪いですが可愛いし...まぁ、近寄りがたいですけど」
「100%間違ってるから」
何このクラス。 ○○のイメージ履き違えてるし!!
○○がフワフワしてたら世の中おかしい感受性を持ってると思うんだけど! あぁ…オタクだって事隠してるのか。
「でも○○ちゃんを可愛いと思う人とそう思わない人がいるって事は忘れないで下さい」
「...は?」
「特に年上の女性です」
「さっきから何言ってんだ?」
「はい、測り終えました!」
言いたい事を言って、やらなきゃいけない事を終えたらしく足速にさって行った。
こんな無防備にグーグー寝てる女らしくない##name##が何かあるのか? よくわからない。
○○の友達が言ってた年上の男とかさっきの女が言ってた年上の女とかわけわかんねぇし。
取りあえず立ったまんまは辛いと思うから抱きかかえてイスに座る。
俺に出来る事ってなんなんだろうな。
今のところはこの学園祭の準備を手伝うことなんだろうけどそれは面倒だし。 それに○○も学園祭は嫌いみたいだ。
めちゃくちゃグッスリ寝てやがる○○を起こして構いたかったけど、まぁいいや。
ほっぺたブニブニだな。 髪くくりたいけどゴム忘れたし…。 別にいいや。
俺も寝よ。
ガラララ...!!
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