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ピーンポーン




「は、はーい!!」




ピーンポーン




「ちょ、待ってて下さーい!!」



なんで出れないかだって?
そんなのガッツリホールドかまされてるからだよ!!



「レーンー!!離してー!!」



動けないし、焦るし、オマケに大人レンだと心拍数が半端ない!




ピーンポーン




「あぁもうしつこい客だな!郵便なら紙入れといてくれたらいいじゃん!」


後で電話するから宅配便とかならそれでいいじゃない!





ピーンポーン、ガチャ





え。



ガチャ?
どどどど泥棒!!?




「レン!!レン起きて!!これは乙女の危機ならず人間の危」




「○○ー?」





こ、の声は...!
















「理子!?」





「あ!見っ......」






ピシャーン!







と怒りの雷が聞こえた気がした。



「...あ。理子こ、これはね!違うの!!」



やましい事なんて、ましてや色気の欠片もないんだから!
みてよこのホールド!!
苦しいんだよ!!



「首にキスマーク...手首には締め付けられた痕......レン君軽いSMプレイしたわね!?」



「なんでそうなるんだよォォォォォォォォォ!!?」




違う。
断じて違う!!


プレイなんかやってません!!

一つは事故でもう一つは故意に起きた事故なんだよ!?





「ん...?SM...?俺はこう見えてもノーマル派...あ?おはよ、○○」




「おはよ、...じゃねぇよコラ」




あんたが寝てる間に事件は起きたんだよ。
事件は現場で起きてんの!
しかも密かに自分の趣向晒してんじゃねぇよ。



てゆうか以外だよ!!
ノーマルとか以外だよ!!





「...あれ?理子...?レン知ってるの?」




たしかいとこって事で逃げ切ったんじゃなかったっけ?




「ん。にわかに信じがたいけどマイスイートダーリンがそういうもんだから」




委員長...鋭い!
てゆうかそんなに早く状況を
飲み込めるなんて凄い!

私は出来なかった。
いや、したくなかったが正解かな、うん。




「それは色々と助かるけど、そのデレの部分委員長に見せて上げなよ」




「えー...あれで喜んでるからいいんだよ、Mだから」





「なんで理子と居るとそういう話になるんだよ...」




委員長がSかMかは置いといて。






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