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お願いします。
誰かこの諸悪の根源をつまみ出してくださいませんか?
「おい、お前。」
「何?私には名前があるんだけど」
「あっそ。じゃあ名乗れば?」
こんのクソガキ。
その上から目線が気に食わない。
でも、その顔だけは好きだ。
私が知ってるレン君ですからね。
こう、なんていうの?
まさに富士山?
近づくといいことなんてないのさ。
「名乗らない。あんたから名乗るなら考えてあげるけど」
昼を間近にした今。
私のお腹は段々と減ってきているけど、まずはこの一勝負終えてから腹ごしらえにしたいと思います。
「おい、○○。俺お腹すいた」
「私もすいてるから。……ちょっと。なんで名前知ってるのよ!」
「それは、曲がりなりにもマスターの妹だから。あぁ!…マスターかわいそう」
それはどういう意味ですかね?レン。
なんかこう、もう、ちょっとずつ積もっていた殴りたい衝動が今動きかけてるわ!!
「レン!覚悟!!」
「うわ!?」
ドシーン
となんとも漫画チックにこけて、これまた漫画チックに…。
「早くどけよ!重い。」
レンを押し倒した状態の構図です。
か、顔が赤いレン!!
ヤバイ、ヤバイ。
これは可愛、
「聞いてるのか?早くのかないと襲」
ガチャ、
「○○―!!いきなり電話切るとかひど……」
空気が固まる。
まさに漫画みたい。
え?漫画?パニック。
な、なにか弁解を…!!
「お、お取り込み中なら俺出直しマース」
「マ、マスター!!ぼ、僕ッ、○○さんに…!!」
えええええぇえええっぇえええええええええええぇええええぇえええええぅゴホッう!!
な、なみだ目!?
僕!?
猫なで声!?
○○さん!?
しかも、おま!!
微妙なところで話を切るな!!
その後がおかしなところにいくでしょうが!!
「ま、まさか○○!!レンがあまりにも可愛いからって襲ったんじゃ!?」
「違うわー!!!むしろ私の方があ「マスター!!」…え」
抱きついたー!?
ナンデスカ。
もう、猫かぶりの域超えてますよ。
クスリ…。
あぁもう、私に成す術は無いようです。
さようなら、皆さん。
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