「ビル本当に天文学、
 取ったんだね。」
「本当に悩んでたんだよ。
 でも星を見て
 目を輝かせる女の子に
 会ってさ。
 天文学取ろうって
 決めたんだ。」


どうしよう!
思ってもみなかったような
事を言われて、
私はどうすればいいんだ?


「ラミ、私
 そろそろ戻るけど?」
「同じく!」


セレーナの言葉に
大きく頷き、
立ち上がった。


「ばいばい、ビル。」
「また後でね。」


うっきゃー!
やばい!
おかしい!
また後で、
ってまた後で喋れるの?
ビルと会えるの?
嬉しい!


「幸せそうだね。
 私に何か言うことは?」
「あなたのボーイフレンド
 最っ高だよ!」
「三年分の誕生日
 プレゼントだよ。」
「うそ!
 十年分の価値あるよ。」


自分達の会話に
おかしくなって、
私とセレーナは
顔を見合わせて笑った。

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