授業に行く時も、大広間に行く時も、寮に戻る時も、ジョージは隣にいてくれた。前以上に注目されるようになったし、色々言われるようになったが、本人が気にしないでいてくれるから、私も気にしないでいられる。


ジョージはとても良い人だ。


ありがとう、と素直に言えるようになった。性格も前よりは丸くなった、とジョージとフレッドは言ってくれた。


「ラミ、爆発ゲームやるぞ!」


あんなに嫌いだった談話室が私の居場所になった。


「パーシーに怒られない?」
「あんな奴、気にするなよ。」


ジョージは優しく笑った。つられてラミも笑う。


グリフィンドールの談話室では、初めて見るラミの笑顔にみんな言葉を失っていた。でもそんなことを気にせず、ラミはゲームを続ける。


「ラミが負けたら俺にルーン文字、教えてくれないかな?」


多分ジョージだ。少し離れた所でフレッドとリー・ジョーダンが騒いでいる。


「私が?バブリング先生に聞いたら?」
「俺あの人苦手なんだよ。」
「そう。私で良ければ喜んで。」


するとジョージは嬉しそうにガッツポーズを見せた。

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