幸せはすぐ側に
『ねえ雅治』
「なんじゃ?」
『私って幸せなのかな』
ふと疑問に思った事を口に出してみると
雅治は笑っていた
「そう思える事が幸せなんじゃなか?」
『え...................?』
「そうは思えん人間、この世に沢山居るじゃろう」
お前さんは幸せモンじゃよ、と雅治は言った
「......まあ、名無しが幸せじゃなければ俺が幸せにしたるがの」
『え?』
「いーや、何でもない」
『嘘!今絶対何か言った!』
「プリッ」
こんな他愛もない会話ができてる時点で
私は幸せ者なんだろう
幸せじゃなくても彼がいる(世界で一番お姫様)(それって私のことなのかも)[ 2/18 ][*prev] [next#]
[mokuji]
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