私だけの専属教師

もうすぐテスト

その勉強をしようと図書館にやって来た

この学園には女の子が2人しか居ないため

勉強を聞けるような友達が居ない


『月子ちゃんは幼なじみと勉強って言ってたし.......』

「んで名無しは一人で寂しく勉強か」

『うん、そうなんだよ...........え!?』


独り言に返ってくる筈のない返事が返って来たため

驚いて隣を見ると


『か、会長!?』

「おう」

『何でここに!?』

「俺も勉強しに来たんだよ、隣いいか?」

『はい........どうぞ』


隣に腰掛け眼鏡を装着した会長

............カッコいいかも


「.......................ん?どうした?」

『い、いえ!別に!』

「もしかして、わからないトコがあったのか?」

『......................ご名答でございます』

「よし!任せろ!父ちゃんが教えてやろう!」


グッと距離が近くなる


「で?何処がわからないんだ?」

『えっと.......全部で、す』

「ん、わかった。とりあえずこっからな」

『はーい』


さすがは留年会長

(でもお願いだから)(ずっと私を見つめないで!)

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