両片思い

好きだよ、大好きだよ

いつまでも一緒がいいのに

貴方の隣にはいつか誰かが来る

だから来るまでは.......

私が隣にいたい


「おーい、アホ面してんなよ」

『な、アホ面なんてしてません!』

「してたじゃねえか、ほげーって」

『女の子にそう言う事はいわないの!』

「へ?女?どこにいるんだ?」

『バカ也!』


なんと事はない会話

面白みも何にもない

でも私にとっては貴重な会話

いつか話せなくなるかもしれないから


『ねえ、赤也って彼女とかいないの?』

「はあ!?な、なにをいきなり.....」

『動揺しすぎ、顔赤いよ』

「か、か、か、か、彼女!?い、ねーよそんなもん!」

『なんだ、面白くないの』

「そ、そーゆー名無しはどうなんだよ!」

『私?いないよ』

「お互いさまじゃねーか!」


良かった、まだいないんだ

まだ私が隣にいていいんだ


「よかった.....いねぇんだ.....」

『ん?何か言った?』

「なーんにも!」

『えー教えてよー!』

「........まだ、ダメ」

『え?』

「俺が.....もっとかっこ良くなって.....名無しにふさわしくなったら!」


彼の顔は真っ赤だった

(ちょっと待ってよ)(その顔反則)

[ 10/18 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -