運命共同体
空は綺麗
どこまでも青く澄んでる
いいな、空って
「また考え事?」
『英二....』
「まったく...いつもいなくなったと思ったら空見てるにゃ」
『空ってきれいだよね』
「うん....なんか名無しに似てる」
なにを言っているのだろう
私なんか空に似ても似つかないと言うのに
『空に...似てる訳ないじゃん』
「そうかにゃ?」
『そうだよ、むしろ英二の方が空みたい』
「違うよ、俺は鳥」
『鳥?』
「うん、鳥」
『なんで?』
でも英二=鳥ってのは何となくわかる気がした
自由奔放、って言うのかな
「鳥ってさ....空がないと飛べないでしょ?」
『まぁ....そだね』
「だから、俺は鳥」
『いや、訳わかんないから』
「......あーもー!!この鈍感!」
『え、英二!?』
顔を真っ赤にして英二は立ち上がった
「俺は空がないと飛べない」
『うん』
「つまり、生きて行けない」
『うん』
「...........まだわかんない?」
『何が?』
「名無しは..空」
『はぁ.....』
「俺は空がないと生きて行けない」
『..............ま、まさか...』
「わかった...?」
うわ、私顔赤いよ
なんか熱いし
期待しても...いいのかな?
『俺は名無しがいないと生きて行けないよ』
私もと言っていいですか?(離れられない)(お互いにね)[ 5/18 ][*prev] [next#]
[mokuji]
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