銀さん消えるテレビそうご




なんかネタ思いついた時の
「銀さん 消える テレビ 総悟」
というメモが、後に意味わからなくなって無理やり書いたR18もの。




ここがどこか、何日なのか、朝か昼か夜か、それすらもわからない。

分かっているのは、自分の名前が沖田総悟だということ、そして自分が真っ白い部屋の真ん中に設置されている大きなベッドに両手を万歳の形で縛りつけられているということだけ。

着衣はすべて剥ぎ取られている。

きょろりと見渡すと、自分の足元の方向に三脚が立ててあり、ビデオカメラがセットしてあった。
部屋の隅には大型のテレビモニタがあり、今は電源が入っていない。
部屋の天井の四隅にも、防犯カメラというにはあまりにも大きくあきらかに高価なものが取りつけてある。
それぞれがゆっくりと、獲物を探すハンターのように自動でじいじいと首を左右に振っていた。

『あれ、今撮られてんのかな・・・・。』
とだけ他人事のように考える。

いつも通りのコースを巡回していただけだった。
しかし、歌舞伎町の公園で日を避ける為に木陰のベンチで寝転んで、それからの記憶がない。

『拉致られちゃったかね』

そう思った瞬間、かちゃりと音がしてドアが開いた。
首をねじ曲げてドアの方を見る。
しかし、そこは無人だった。

確かにドアは開いている。だが人影が無かった。

ドアの向こうの部屋の外に隠れているのだろうか。しかし、その様子もない。

『?』

ドアの建てつけが悪くて勝手に開くようになっているのか?

そんなことを考えた瞬間、びしりと身体が緊張した。

人の、気配。
足音がするでもないが、確実にこの部屋に誰かが、いた。

「・・・・・誰か・・・いんのかィ?」

身体中に鳥肌が立つのがわかる。腐っても真選組一番隊隊長、沖田総悟だった。
人間の気配には敏感なつもりだ。

この狭い部屋の中に、人が隠れられるスペースは無い様に思えた。
ほとんど家具は無く、あの大きなモニタでさえ、壁にぴったりと寄せ付けてあり、姿を隠すことは不可能だろう。

ふいに、己の寝ているベッドの腰のあたりが沈みこんだ。

「なっ・・」
沈み込んだ途端、裸の胸の左右がいきなりぎゅう、と絞られる。

「ヒイッ・・・ア!!!」

性感帯の一つがいきなり強い刺激を受けて、身体が跳ねあがる。
「や・・・・やぁ・・・何・・・・い・・・いいっ・・・」

人間の指のような暖かいもので強く捻り潰されるように絞りあげられた。

「あ・・あがっ・・・かふっ・・・いた・・・痛い!!」
ふと右の乳首から圧迫感がなくなる。

枕元にあったリモコンがふ、と浮いた。

『な・・・・んだ・・これ』

驚愕に目を見開く沖田。己の常識では考えられなかった。
物体が、中に浮く、など。

混乱している沖田をよそに、ブツ、という音がして、部屋のモニタに電源が入る。

ほどなくして現れた画面。
デジタル画像であることがすぐにわかるクリアな画像・・・・・・・・この部屋の、ベッドがくっきりと映し出されていた。

「・・・・・・・」

ピ・ピ・と音がしてリモコンが小さく揺れると同時に画面が切り替わる。
じい、という音と共に四隅のカメラの角度がベッドの上の獲物を捉えて固定される。

モニタの中では、その四隅のカメラの画像だろうか、画面が変わる度に沖田の身体が色んな角度から撮影されている事実を告げた。

じじじい。

更に各画像はプロ仕様かと思わせるほどの高画質でズームを始めて、今何ものかに絞りあげられて既に真っ赤になっている乳首を大きな画面いっぱいに映し出す。

「クソ・・・・」

ぴ、ぴ、ぴ・・・・。

画面が何度か切り替わって、乳首を映し上げる画像と全身を映す画像との2分割画面になった。
その状態でリモコンがぱさりと枕元にふたたび落とされる。

「誰・・・誰だ・・・畜生!・・ヒイ!!」
沖田が見えない相手を罵ろうとした瞬間、再び胸への愛撫が開始される。

愛撫、というようなものではなかった。

己の姿が見えていない事をいいことに、ただ相手をいじめ抜く事だけが目的のような、サディスティックな攻撃だった。
「やあっ・・痛い!痛い!!!」

身体をくねらせて抵抗するが、両手を縛りつけられている以上どうしようもできない。

ふいに、ばしりとぶたれるように顔を横に向かされた。
自然と視線が壁際の大きなモニタにうつる。
そこにアップで映し出された己の乳首。その乳首が、誰に触られるでもなく、きゅうと揉みつぶされて卑猥に歪んだ。

「あ・・・ああん・・・あぃっ・・・」

最早抵抗もできない。ただ痛みから逃れる為に身体を揺らすだけだった。
くりくりと先が円を描くように潰されて胸が抉られて行く。
そのすべてがテレビモニタに大きく映し出される。

「んあっ・・・あひっ・・」

早い動きで潰されたままの乳首が上下にグラインドされる。
そして更に、限界までぎゅうと押しつぶされて引っ張られた。

「やああああっ・・・!!!」

全身を映す画像では、身体のすべてがあますところなく見渡せていて、白く美しい足が、苦しげにシーツを掻いていた。

「やめ・・・ヤ・・・ヤ・・・・・誰っ・・」

引きちぎられるかのように乳首がぷっと跳ねる。
「ヤあっ・・・」
赤く腫れあがった乳首。

更にその桃色の粒が下から上に押し上げられるように倒れる。
「んふっ・・・」
見る間に乳首全体がきゅうと窄まって、ぬらぬらと濡れて光る。
どうやら、見えぬ何かに舐められているらしい。

根元から先にかけて残酷なへこみが生まれて絞りあげられ、歯を立てられたのがわかる。
「や、きゃあ!いっ・・・つ!」

沖田の目尻から、つ、と透明な涙が流れた。
痛みなのか、快感の為なのか。

「や・・・もう・・・もう・・・許して・・・・」
その間も、四隅のカメラが自動で照準を合わせるように、じ、じ、と微妙な動きを繰り返していた。

「あ・・・はぁ・・・誰・・・こ・・殺す・・・アウッ!」


ピ。

はあはあと沖田の乱れた息だけが聞こえる部屋に、リモコンの電子音が響く。
テレビモニタは、ベッドの足元からの三脚カメラ画像に変わった。
沖田の足から舐めるように全身がよく映っている。

いきなり横たわる身体の両足がぐいと開かれた。
「う、あっ!」
股関節が外れるかのような角度。

「な・・・にしゃがる・・・うあっ!!」
ぎゅうと反応しかけている中心が緊張する。熱い手に、握られているようだった。

「やめて・・・やめて・・誰!?」
姿が見えない相手に何をされるかわからない恐怖。

「嫌だ・・・いや!ひじ、土方さん!!」
無意識に助けを呼んだ声。
途端、握られたモノに信じられない力が加えられた。

「ッ!ぎゃあああああ!!」

両足を無理に広げられたままのたうちまわる姿。
足の間からじろりと嘗めつけるカメラ。普通であれば、もう一人の人間に阻まれて秘部が映し出されることはない角度だった。
だがしかし、透明な謎の人間によって翻弄される姿が、今は何にも邪魔されることなく、すべてさらけ出されている。

大きく広げた足。

普段は外気にさらされることの無い最奥の窄まりまで。

ごし、ごし、ごし、と音が聞こえる程の激しさでストリッパーモデルの中心が扱かれているのが分かる。
だが映像の中では、誰に弄られること無くたった一人で悶えながら勃起しているようにしか見えなかった。
「あん・・・あ・・・あうっ・・・」

ベッドの脇に置いてあったローションが例によって宙に浮き、蓋がカラカラと開けられる。
ドプドプと、少しだけ粘度のある液体が、広げられた足の間にたっぷりとかけられた。

扱かれて天を向いた陰茎に、真っ白い内太股に、ありありと映し出された最奥に。

「や・・つ、つめた・・・」
自由の利かない下半身を揺すって抵抗する沖田。

尻肉がわしりと広げられた。
無数の皺が中心の穴に向って集中している様がくっきりと見える。
そしてその桃色の窄まりが、ひくひくと震えている所も。

「ア!!」
ぐい、とその中心がいきなり広がった。
ちょうど、指一本分くらいだろうか。

「あ、あ、あ、やだ・・・あっ!!」
何も見えないが、前後に異物を動かされているかのように、沖田の内壁がズルズルと吸いついている。
その異物が透明である為に中がはっきりわかるかと言えば、そうではなく、暗い穴が奥まで繋がっているような光景。

くすり、と笑ったような息の音。

くい、と腰が浮く。
沖田の身体が九の字に折り曲げれて、尻の穴が天井を向いた。
少し高い位置から撮影されているので、三脚のカメラは十分にその穴を捉える。

突然、その暗い穴がぐいと広げられた。

「ア、ウッ!」

中が、見えるように、見えるように、まるで両手の指で入口をぐいぐい広げているかのように。
そのおかげか、入口の濃い赤肉色が内壁のヒダと共にほんの少しだけ姿を現した。

「イ・・・イヤっ!いや!やめろ!!撮る・・・な!!」
身を捩る獲物。
晒されたヒダが激しく前後に動いたかと思うと、ふ、と穴が元の様に窄まり、次の瞬間には再び、しかもこれまでとは比べ物にならないくらい大きな口を開けて広がった。

「や・・・きゃあああああ!!!!」
沖田の悲鳴の合間に、じゅぶり、という淫猥な音がする。
ローションの音だろうか。

「痛い・・痛い!いてえから・・・抜いて・・・抜け!抜けったら!!」
縛られている両腕に力を込めて己の身体をずり上げ、逃げようとするも、すぐに頭がベッドのヘッドボードにぶつかる。
白い腿が、ぎゅ、と押さえられたかのようにへこみ、すぐにぽっかりと口を開けた穴が収縮を始めた。

じゅぼ、じゅぼ、じゅぼ、じゅぼ、じゅぼ・・・。

「んぅ・・んぐっ、ん、ん、んあっ!やめっ・・やめ・・・」
ローションが赤い内壁をズルズルと動き回るさまがくっきりと見える。
大きく、信じられない程に大きく開いた穴は熟れた果実のようにヒダがぐしゅぐしゅと動いて、その内壁の摩擦を表した。

「や、やあっ、やああっ!あっ、あひっ・・あひい・・・」
もう、自らの秘部が、ありえないほどに広がって、そのすべてを映し出されていることも忘れて、沖田が快楽に身をまかせている。

誰に犯されているかもわからず、すがりつく腕も見えず。

モニタに大きく映し出された恐ろしく下品で淫靡な光景からせめて目を逸らすように、涙と涎でぐしゃぐしゃになった顔を、反対の壁の方に向ける。

長い交わりの時間にたった一人で啼きに啼いて・・・・。

ついに、激しい痙攣をする沖田のズルズルの穴の奥に、白い液体がぶちまけられた。
同時に、いつの間にか根元を締め付けられていた沖田の象徴も、元の太さを取り戻して爆発する。

「ううううぁああああああっ・・・・・あ・・・・あああああ・・・・」
びくり、びくりと身体を震わせて屈辱に耐える沖田。

沖田の白濁が撒き散らされた身体の上に、何かが覆いかぶさる気配。
下腹に、胸に、暖かい人間の肌を感じた。
ふわりと・・・・・・何か、甘い香りがしたと思った瞬間、映像の中の沖田の唇は、ふにゃりと押しつぶされる。
半開きの唇がへしゃげて、その端から、だらりだらりと涎が流れ続けていた。

ようやっと見えない敵からの凌辱が終わったと思った。
だが、次の瞬間には、冷えた下半身が今一度持ち上げられてだらりと萎えた感のある物体が尻に押し付けられる。

「な・・・なに・・」
ようやっと焦点が合って来た瞳を泳がせるが、当然の様に誰も見えない。

ローションと、汗と二人の精液でぐちゃぐちゃの秘部。

そこに何もない、何もない様に見えながらもぶよりとした物質がこすりつけられる。
まるで、その物質の立ちあがりを促すかのように。

「いや・・・もう・・・やめて・・・・許して・・・・」
しゃくり上げながら、懇願する沖田。
懇願しながらも、この見えない相手に対して、戦意を喪失しているわけではなかった。

『殺す・・・・絶対に、殺してやる・・・・』
涙を流して許しを乞いながらも、いつかこの部屋を抜け出して復讐することを誓って、自らの手を縛り傷つけているロープを、ぎゅ、と握りしめた。





「ううう、、うあ・・・あう・・あ」
ぱん、ぱんと肌がぶつかり合う音が響き、沖田総悟だけが両腕を拘束されて、喘ぎ悶え苦しむ様がもう長い事続いている。

その姿を映し出す部屋の隅のテレビモニタ。

この大きなモニタに映し出されている画像と全く同じものが、真選組屯所のすべてのTVの電波をジャックして、凌辱の一等はじめからずっと中継されていることを、沖田は知らなかった。





(了)





ほらね、タイトルありきで書くと内容がまったくなくなるんです。


















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