俺の大好きな先生!






<2026年>坂田と土方





「おい、どうした?坂田」



「ああ・・・・ゴメンゴメン、ちょっと想い出にふけってた」



「で、今どうしてやがんだよ、高杉の野郎・・・・・・。どうせ総悟とよろしくやってんだろ?」

「なんでそう思うの?」

「前に告りに行った時、高杉を待ってるって言われた」



「・・・・そっか・・・。沖田くんがそんなこと言ったんだ・・・・・・」

「まあ俺が言わせたようなもんだけどな」

「そうだろうね」



「で、どうしてんだよ、二人は」

「あー・・・高杉は高校卒業して自動車工場かなんかで働いてたんだけど、今連絡とれねえんだ。」

「ああ?」



「前に高杉の両親に二人の関係がばれて、母親に猛反対されてさ、二人でどっかいっちゃったんだ」



「・・・・・・じゃあ・・・総悟は・・・」

「あんなに大切にしていたお姉さんの保育園も子供たちもみんな捨てて、高杉についていった」

「・・・・・・・」





「しあわせに暮らしてるよ、二人とも」

「・・・・・・」

「あれだけ自分中心で俺様の沖田君なんだから、今頃高杉のこと思いっきり振り回してるよ」

「・・・そうだな」



「二人の幸せを祝って乾杯でもする?」

「なんだそれキモいな、祝う気ねーし」



「じゃあ、俺たちの大好きな先生に乾杯!ってのは?」







「フン・・・・・・・乾杯」







(了)







prevtext top








×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -