ブルートとザーメンとインポテンツ H.23/09/05 |
(土沖←銀)ブルートとザーメン の続き 「ブルートちゃんはぁ、どうして白衣ワンピースなのぉ?趣味?それともアイツの趣味ぃ?」 銀時は、汚れたモップをばちゃりとバケツに浸けながら背中の青年に問うた。 返事は、無い。 ドアを開け放して職員トイレの女子用の床を掃除していたら、隣の男子用から超ミニのワンピースの沖田総悟がすたすたと出て来たのだ。 奥に向ってモップをかけている坂田に背を向けて手を洗っている沖田総悟。 大江戸病院の名物ナース、わざと痛い注射をすると有名なドSのミニスカ男子、あだ名はブルート。 血を見るのが三度の飯より好きだから、あだ名はブルート。 「男子トイレから出て来たってことは男の子だよねブルートちゃん。それともブルートちゃんは男の子なのにスカートとか履きたい子なの?」 きゅ、と蛇口をひねる音。 大江戸病院の歴史は古く、この旧病棟の施設は20年以上前のものだから、未だにセンサー式自動手洗いではない。 「ねえ昨日社員食堂であのいけすかない土方センセイってのを見たけどさ。ザーメンって呼ばれてんだって?マヨネーズめちゃくちゃかけてたよ中華丼に。ブルートちゃんあんなのがいいの?ねえ」 相手が一向に答えないのを気にせずにぺらぺらとしゃべりまくって振り向けば、そこにブルートの姿はもうなかった。 「あらら、案外おカタいのね」 怒った風も無くぼりぼりと頭を掻く銀時。 あちこち汚れたツナギ着用の清掃員の姿。汚れ仕事を賄う立場の人間にしても不潔な方だろう。 出向初日にマヨザーメンとブルートの動物的性交を見せつけられて以来、あの白い尻が忘れられなくなった、どうしようもない肉体労働者坂田銀時。 どうにかして落としてやろうとさっそく行動開始してはいるのだが。 「おーい、インポ〜〜」 背後から仕事仲間のオッサンに声を掛けられた。 「ちょっとぉ、やめてよ長谷川さん、俺の息子は元気っすから。なんなら見てみますか?」 「いや出さないで良いから、ちょ、やめて、こんなとこで扱かないで!!」 グラサンにツナギを着た短髪のオッサン。 この男も昔はエリートだったらしいが、今は見る影もない。 「いやあ、そりゃあ銀さんももうこの歳だからね、ちょっとは角度も悪くなってきたけど、でもあれよ?基本的にまだまだ使えるのよ?特に目当てのキャワイくて暖かそうな穴見つけちゃったから、そこに入りたくてウズウズしてるんだから」 「いやいやそんな生々しい話題いいから仕事してよ。暖かい穴ってあれでしょ?銀さんのことインポってあだ名つけた張本人なんでしょ?Mなんじゃないの銀さん」 「そーなのMなの。あの冷たい瞳に睨まれながらブチ込みたいわあ〜〜〜」 「ホントいいから、ホラ事務棟行って来て。医局も忘れないでね」 「ホ〜〜〜〜イ」 ずるずると清掃カートを押しながら事務棟へと歩く。 診察室からは、ザーメンの、患者やナースへの平等な怒鳴り声が、ひっきりなしに聞こえていた。 「っかー!外科副部長ともなると立派な応接室だこと」 バケツとモップを部屋の隅に置いて、外科副部長室を見渡す。 ここで、あの奥のレザーチェアーで。 ブルートとザーメンが深く愛し合っていた。 「うらやましいね〜〜〜〜〜、銀さんもあんな椅子にえらそーに座ってかわいい白ウサギちゃんにハメまくりてえよ」 と金目の物などないかしらとキョロキョロ見渡してはそこかしこに悪戯して、最後に専用の湯のみらしいのに雑巾の絞り汁を入れて完了。 さあこんなところとはおさらばだと思って振り向いたら、そこにザーメンドクターが、いた。 帽子を深くかぶりなおして、 「失礼しや〜〜す」 横をすりぬけようとすると鋭い目で睨まれた。 「待て」 「はあ、なんですか?」 大きく立派な扉ではあるが、体格の良い二人が並ぶとそれでいっぱい。 出て行こうとする銀時の左肩と入って来るザーメンの左肩が触れた。 「お前、総悟に手ぇ出そうとしていやがるらしいな」 先程一瞥した時と同じ目で、こちらを見ずまっすぐ前を見ながら。 『お〜お、人の命を救う医者が聞いて呆れら。人殺しだね、この目は』 ナイフどころかチェーンソーの迫力の黒曜石を目を細めてチラ見してからこっちも廊下を真っ直ぐ睨んで言う。 「はぁ、かわいーんでちょっくら性欲処理に使わせてもらおーかなとおもって」 フンと鼻を鳴らす音。 「テメーの好きにすりゃいいがな、あいつはそう簡単に突っ込ませてくれるようなタマじゃねえぜ」 禁煙の館内にいながら、平気で煙草を取り出して、口に咥えてからかつかつと部屋に入って行く。 もうこちらには興味が無い様に、どかりと椅子に座ってライターで火をつけるとふうとリラックスして寛ぎ始めた。 『・・・ケッ・・・、湯飲みの茶でも飲みやがれ』 ばたんと扉を閉めながら、心の中で舌を出して病棟へ向かった。 『ブルートちゃんのケツでも見に行こう〜っと』 それにしても、ザーメン野郎は思ったよりクールな対応だったななどとひとりごちる。 実は調べはついていた。 二人の関係を、ブルートの同僚のナースに聞き込みをしていた。 ブルートは、看護師をめざしていた姉がいた。資格をとってこれからという時に病を患って帰らぬ人となってしまったらしい。 その姉と恋仲だったのが、ザーメンだ。 「くっくっくっくっく、おもしろい関係じゃないの」 笑いをこらえ切れない体で元気に階段を上がるとナースステーションの前をわざとらしくモップがけしながら中を覗き見る。 いない。 処置に出ているのか。 「ちょっとお!インポ銀さん!そこばっか掃除してないでよ!頼むから他もやって!ホラ!介助浴室行って!!」 「インポゆーな!ホントもう俺の恋路邪魔してばっかで!!」 とりあえず決戦は後にしてのんびりと浴室へ向かう銀時だった。 「お疲れ〜〜〜〜〜〜〜〜」 今まさに更衣室に入ろうとしたブルートは、待ち伏せていた銀時に声を掛けられた。 無視してそのままドアノブを回そうとするが、その手を、銀時の汚れた手がしっかりと掴んだ。 ゆっくりとその掴まれた腕に視線を落としてまたゆっくりと上を向く。 長い睫毛に縁取られた赤い瞳が自分の顔を捉えるのを、ぞくぞくとした快感を感じながら待った。 「・・・きたねえ」 瞳にこの間副部長室で見た鋭さが無い。一日働いて眠いのだろうか。 「え?」 「手がきたねえ。きたねえから、さわんねえで」 にや。と銀時が口角を上げる。 「汚くないよ、俺の尊いお仕事のせいで黒ずんでしまってるけど、ちゃんとお手々は洗ってるよ」 「でもきたねえもの」 そうだね。 ブルートちゃんのその真っ白なフトモモに比べたら、ちょっと汚いかもね。 この間ちらりと見えた、ガーターベルトを、己の汚れた指で引きちぎるのを想像すると銀時の身体は久しぶりに熱くなった。 更衣室の前は患者用の理容室。理髪師が来るのは週に二回の夕方までなので、今は無人のはずだった。 念の為に渾身の力を入れて腕を引くと、存外簡単に白い身体は銀時の胸に抱きこまれた。 「・・きたっ・・ねえ・・」 病院中を這いずりまわって掃除したツナギのままだ。 埃や汚れがブルートの顔にこすりつけられる。 チンと音がして、角を曲がったところでエレベータが降りて来た。きっと更衣室に来る他の職員だろう。 銀時は人に見られる前に理容室の扉を開けてドンと白ウサギを中に押し入れた。 バタン、と扉を閉めて中を見渡せば、狭い。 理容師は一人しか来ないので当然椅子もひとつ。 待ちの小さなソファーがひとつと小さな小さなテーブルがひとつ。それだけ。 カットに使うタオルが数枚部屋の隅に干してあったが、なにかしら湿気を感じる独特の匂いがしていた。 おあつらえ向きに鍵まである。 カチリという無機質な音にブルートの瞳がふるりと揺れた。 「何のつもりでぃ、インポ野郎」 ぼそりと口を開くのを、目を細めて聞いて嬉しそうに笑う銀時。 大股でブルートに近付いておもむろに胸倉を掴むと、どんと乱暴に理髪椅子に突き倒す。 間髪いれずに背もたれをガクンと倒してブルートの膝に馬乗りになった。 「そーなの、元気ないのよ、俺のヤンチャ息子。ブルートちゃんが治療してくれたら良くなるんじゃないかな〜〜〜と、思って」 ここへきてようやっとキロリと睨まれる。 「ひとりでしごけば」 「いいね。あのマヨネーズドクターに見せてたみたいな目、俺にも見せてよ」 「アンタみてえな負け組に誰がヤらせるもんかィ」 焦った風もなく切り返すブルートに、銀時のボルテージはぐいぐいと上がった。 ヒュウ、と下品に口笛を吹いてツナギのジッパーを下げる。 よく日焼けした筋骨隆々の黒光りする肉体が表われた。 袖を抜いて見れば腕もパンパンの筋肉。 銀時の身体には、蒸れた汗の匂いと、ゴミや埃や汚物の匂いが染みついていた。 「俺、着やせすんだよね。あのインテリザーメンなんかよりずっといいカラダでしょ」 「・・・臭くて鼻がひん曲がりそうでさ」 ぱん!と音がして、ブルートの頬が赤く腫れる。 「ブルートちゃんなら俺に優しく浣腸でもしてくれるかと思ってたけど、無理みたいだね。俺が、今から、ゆっくりと、職業に貴賤が無いってことを教えてあげるよ」 太股を乱暴に撫でまわしてワンピースの裾に節くれ立った大きな手を入れる。 少し鳥肌のたった尻をぐいと掴んでおいてから、両手で乱暴に白衣を胸まで引っ張り上げた。 白い肌と黒のレースの下着、同じ色のガーターベルト。 「うおっ・・・・すっげエロい・・・やっぱ下着も女性用なんだねえ。何、アイツに言われてやってンの?」 「俺は誰に言われたってやりたくねえことはやらねえ」 「じゃ趣味?」 「・・・・・・」 「知ってるよ」 知らない者が見れば優しい瞳。 「おねえさんがナースに憧れてたからでショ」 白衣の天使としていざ働かんとしていた時に闘病生活に入らなければならなかった姉。 その姉のかわりに姉が着たかった白衣を着ているのだと。 そう銀時の目が言っていた。 「・・・馬鹿馬鹿しい」 ぽつりと無表情が返した。 「あいつと付き合ってんのも、おねえさんのため?」 「はあ?」 「ブルートちゃんは、おねえさんの人生を生きて、おねえさんになるの?」 「わっけわかんねえ、なんでそんな今日会ったばっかりのクソ野郎にそんなこと言われなきゃならねえんでえ」 「今日じゃないからね。初対面から一週間経ってるから」 「フン、一週間でそんなことまでストーカーみてえに調べ上げて・・・お早いことですね」 「社交性だけが俺の取り柄だからね」 ガーターベルトをぐいと降ろして下着も降ろす。 少し考えて、ガーターベルトだけをもう一度腰まで上げた。 「良い眺め」 「変態インポ野郎」 「こんなカッコしてる方がずっと変態でショ」 ナースキャップは衝撃でずれ、皺になった白衣は胸まで引き上げられている。ストッキングとガーターベルトだけがそのままで下着はずり下ろされて秘部は露わになっていた。 無言で腿あたりまで下りている下着を乱暴に破り捨てる。 「次からはガーターの上に下着履いてね」 ぐいと足を広げさせて椅子の肘かけに乗せる。 腰をずるりと引いて尻を天井に向けた。 「来月の職員健診、アンタだけピンク針で採血してやる」 銀時の務める清掃会社は大江戸病院を健診先に指定していた。 ピンク針とは18ゲージの注射針のことで、数字が小さいほど針が太い。 通常22Gか23G、もしくは金まわりの良い病院ならコストはかかるが扱いやすい翼状針で採血する。 もちろん太ければ太いほど痛いので、ピンク針と言ったのだろう。 「く、く、カワイイ仕返しだね」 「手始めに」 「ぶ。・・・これからいじめられるんじゃ、せいぜい今楽しんでおかないとね」 インポテンツという不本意なあだ名からは想像もできない立派に立ち上がった性器をブルートの尻にぐるぐると撫でつけて、一気に挿入した。 「う、うう・・・」 「わ、キツい・・・・ちょっとブルートちゃん・・・・なに・・わざと?」 「うう」 「ぎ・・・んさんのが・・・デカすぎて・・・きついの、かな?」 海の男のように焼けた肌に似合う黒々とした一物。 「ブルートちゃん見てるだけで、すっかり元気になったんだからさ。ブルートちゃんがしっかり責任とってくんないと、ね」 じわじわと熱い壁が生き物のように銀時を包み込み、穴の表面はきつく締め付けてくる。 銀時は痛みに思わず身が引けそうになった。 「ちょっ・・・と、お互い、気持ちよくなろう・・・よ」 銀時がブルート自身を拾い上げて扱こうとすると、ブルートの手が乱暴に払いのける。 「ケツ、切れるよ」 今度ははたかれる前にぐいと右手でブルートを握り込んだ。 急所を握られてさすがのブルートも身を固くして抵抗をやめた。 優しく、根元からごし、と扱きあげると、一度でブルートの穴が銀時自身をぞわりと締めつけてから緩んだ。 数度手を上下させるとぴく、ぴく、と反応を見せる。 ブルートの顔はしかし未だつまらなさそうな表情だった。 『桃みたいに頬染めるか、それともこの間みたいにイッちまいそうな目で睨んでほしいんだけど』 優しく扱き揉みながら少しだけ緩んだ中を探ると、さすがに慣れているかして内壁の摩擦に眉が緩み、はやくもブルートの目尻に色が浮かび始めた。 ゆるゆるゆるゆる・・・。 激しく打ちつけたい衝動はひとまず押さえて良い場所をさがした。 ゆるく突き入れているのに、潜る度に穴が窄まって銀時に快感を与える。 「俺が怖いの?」 まとわりつく肉壁に目を細めながら、ブルートの表情を見ると、前を弄られているせいかいつのまにか小さく口を開けて息が少しだけ上がっていた。 うっすらと、頬も染まっている。 潤みかけた瞳で銀時を見るが、短く息を繰り返しながら何も言わない。 扱く指のスピードを上げてやると、「んふっ」と初めて色を含んだ声が漏れた。 『ぬくいな・・・』 ぴったりと銀時自身を締めつけて、鋳型のようにまったく同じ形を作っているブルートの愛器。 反応が良い辺りを集中的にアタックしていると、次第に息が荒くなってくる。 銀時の先走りで次第にヌメって来た穴とこれまた元気にヌメってきたブルート自身。 「んぅっ」 「ごめんねブルートちゃん、俺、朝からずっとドロドロに汗かいて汚い仕事して風呂も入ってねえからさ、ブルートちゃんが言う様にすげえ臭いと思う。特に今ブルートちゃんの中に入ってるコレ、ね、コレ」 ゆさ、と腰を揺する。 根気良く扱き続けたおかげでブルートの腰も小さく震えるようにゆっくりと動き出した。 途中腰を動かしているのに気付いたのか、急に揺れが止まるのがおかしくてたまらなかった。 「恥ずかしくなんかないよ、ブルートちゃんも腰振って」 先程からの反応で当たりを着けた場所をトンと突いてやると、「ひぁっ!」と声を上げる。 心中でガッツポーズを作ってブルートの顔を見上げると一気に朱に染まって、ついでに腰も止められなくなったようだった。 恥を忘れたかのように揺れ始める。 「オラ!行くぞ!」 豹変した銀時の表情。 肉体自慢の仕事をしている強みからか、いきなり激しくスポットを突き始める。 「イッ、いあっ!ひ、ひいっ!」 「どうしたのブルートチャン、俺のモンで感じちゃったの?」 「ひ、ひ、ひっ・・・はあっ!」 『熱い・・・締まる・・・ああ・・気持ちいい・・・あ・・・ああ・・・もっと・・・もっと速く・・・』 銀時が自らの快感を追ってスピードを上げる。 奥まで突かずに戻ってしまい、それが返ってブルートには快感スポットを肉が掠めるだけという焦らし行為として降り注いだ。 桃色の頬の上に美しく並ぶ赤い瞳が何かを求めるように銀時をまっすぐに見た。 すっかり余裕が消えて色を溢れさせたそのルビーに、銀時も限界を感じて。 望み通り、強く激しくブルートスイッチを狂ったように叩き続けた。 かちゃりとドアを開けると、ちょうどザーメン彼氏が角を曲がって来るところだった。 学会で昼からは院内にいないと思っていたので軽く驚く。 冷えた瞳で近付いて来て、やや身構えた銀時をちらりと見る。 ドアの隙間からあられもない恰好のナースを見て、溜息をついた。 「てめえ人のモン乱暴に扱ってんじゃねえ」 思っていたのと少々違う反応に居心地の悪さを感じたのは一瞬。 「フフン・・・。ザーメン先生ってさぁ、ブルートちゃんのことどう思ってんの?俺にヤられちゃってなんとも思わねえの?」 ぴくりとも動かない表情。 その知的な眉が、銀時の神経を直に触ってくる。 『気にいらないね』 「なんとも。ミツバの代わりだ」 『おっとお』 銀時の答えを聞かず、くるりと踵を返すとブルートには何も声を掛けないで更衣室へと向かうザーメン。 「ただし、アレは俺のものだ」 一言忘れず付け加えてドアが閉まった。 「ブルートちゃん、聞いた?おねえさんのかわりだって、君」 「あの人ァ照れてるだけでさ。好きでもねえのに男のケツなんかに突っ込めるもんかィ」 「ふーん・・・じゃ、俺行くけど、なんか後始末できるようなモン持ってこようか?タオルとか」 「いらねえ、帰れ、死ね」 「ハイハイ」 振り向いてブルートの顔を見たらほだされそうだったのでそのまま帰った。 このまま押しに押してモノにしないといけないのだ。ブルートを気遣っている余裕などない。 次の日から、銀時はブルートの手ひどい仕打ちを受けることになる。 掃除をしていればバケツを倒されタイムカードを破り捨てられ連帯責任だとばかりに長谷川にまで同じ嫌がらせをされた。 この分だと来月の健診では18Gどころか病院に在庫の無い、見た者は驚きで声を上げるという16Gをわざわざ取り寄せてブスっとやられそうだった。 『ま、だけど無視からは一歩進みましたよね』 ぼりぼりと頭を掻いて、クソエロインポテンツ(事件の翌日病院に来てみるとインポテンツから昇進していた)はいそいそと病院の床を磨き始めた。 (了) |