愛の我儘 H.25/04/25 |
(銀沖)「愛の代償」設定で銀沖の出会いぷー。 はじめはただの強姦のようなものだった。 相手は寮で同室の土方にヘルプを頼まれた家庭教師バイトの生徒なのだが、たった二つだけ年下というのが信じられないくらい見かけも中身も子供だった。 名前を沖田総悟というのだが、玄関を上がるとキョトンとした顔で俺を見て、連絡なしに代打の選手が来たことに驚いているのかと思ったら 「すげえ天パですね」 とまじまじと俺の頭を眺めた。 親御さんはと聞くと、もういねえんですと言って、聞いてもいないのに姉ちゃんが一人いて仕事で今日は遅いんでさあと続けた。 二階にある自分の部屋に案内してもらう間、亜麻色の後頭部を見つめながら、先程の初対面で見たどんぐりまなこを思い出していた。 かわいかったなと思って、それから部屋についてさっそく勉強をと座ると「ああ、姉ちゃんに先生にはお茶を出しなさいよと言われてたの忘れてやした」などと言ってぴゅうと部屋を出て行った。 待てども待てども帰ってこないので痺れを切らせて階下に降りて行くと、オレンジジュース的なものを飲みながらリビングでどうでもよさそうなバラエティ番組に見入っている沖田くんがいた。 「ちょっと何それ自由すぎない?」 俺が聞くと、客がいたことに今気づいたような顔で振り向いて、飲みかけのオレンジジュースを茶だといって差し出した。差し出しておいてやっぱり飲みかけはいけないと思ったのか「淹れなおして上がりまさぁ」と言ってまたぴゅっとキッチンに引っ込んだ。 この家に来て30分も経っているのに一問も勉強をやっていないなと思いながら部屋に戻ると、ほどなくして沖田くんがコーヒーを持ってきた。 コーヒーよりも俺はいちご牛乳が好きなのだが、たった一度しか来ない俺がそれを言ってもしかたがないので参考書を用意しなさいとだけ言ってカップに口をつけると、舌に乗せただけの液体が燃えるような痛みと言うか辛味をもって一気に喉の奥まで入り込んできた。 「ぐわーーーーーーーーっほ!ぐほっぐほっ!!げえほっ!!・・んなっ、なにこれ、何入れたの沖田くん!!」 「飲み物には気を付けろって土方に言われませんでした?嫌われてるんスかね旦那」 「旦那ってなに」 土方も案外抜けているところがあるので、とんでもないクソガキだとは言っていたがそこまで細部にわたっての注意事項は無かった。 しかしそれにしてもこのガキ殺してやろうかと思うくらい喉が痛い。焼けるようで、むせにむせて涙がとめどなく流れる。冗談の範疇をゆうに超えていることは確かだ。 「だって名前しらねえもん。ねえ旦那、オベンキョー始めやしょうよ」 「ごめんなさい坂田銀時です。名前で呼んで、ね」 「旦那ァ、オベンキョー」 沖田くんは多分俺のためにお姉さんが用意したと思われるクッキーをポクポクポクポクと食べこぼしながら参考書を開いた。 なんだ結構やる気あるじゃないのと思ってさっそく今どこやってるんだと聞くと知らねえと言う。知らないわけないだろうと参考書を手に取ってぱらぱらめくってみると、ものすごい書き込みがあって一見勉強家のように見えるが、字の癖からこれは必死のパッチで土方が要点を記したものだとすぐわかった。 まあ一回ポッキリだし土方の顔を潰さない程度にテキトーにやればいいかと思って、書き込みの途切れた箇所から問題をやれと言ってみると、「えっくすの右上に小さい数字が書いてあるんスけどこれ無視しちゃっていいんですかね?」などと聞いてきた。 駄目だなこれはと思って、もう一度前のページを見て見ると、土方の字で√の横に(ルート)と読みがふってある。必死だなとつい笑ってしまって、視線を感じたので沖田くんのほうをみると、じっとこっちを見つめていた。 「どうしたの」 「いえ」 なんだかうっすら頬が赤いような気がしてかわいいなとまた思う。 男なんてまったく眼中になかったが、大学に入り土方に指南をうけてからは悪くないと思っている。思ってはいるが基本的に女の子のほうが良い。土方とさえ己から突っ込もうという気になるのは稀なのだが、この子ならいつでもイケるななどと考えた。 一旦思いついたらそればかりしか考えられなくなって、どうせゆきずりなのだから親もお姉さんもいないことだしやっちゃおうかなといういたずら心が芽生えてくる。 まさかいくらなんでも初対面の子供を食ってしまうなどありえないと思いながらもいけない考えに走ってしまうのだから、今から思えば結局一目惚れだったのかもしれない。 とにかくしばらくぐずぐずと勉強に見せかけた沖田くんのおちょくりに付き合って、「本気で言ってんの?」と言いたくなるような何度目かの質問を受けた時ちょっとだけ懲らしめるつもりで両肩をつかんで床に押し倒した。 すると沖田くんはものすごく驚いて怯えた顔で俺を見上げる。 まさかこんなにびっくりされるとは思っていなかったので、返って燃えてしまった。 「沖田くん、かわいいね」 まだひりつく喉。 最初のご挨拶の激辛コーヒーを思い出して、お礼をしてやろうとわざと冷めた瞳で見下ろしたら、とても恐ろしいものを見るように青くなる。 しれっとした態度とこの怯え方のギャップに俄然やる気になってしまって、沖田くんが今何が起こっているのかわかっていないうちにシャツの裾をさっとたくし上げた。 ああ、何の興味もない男の胸。 土方と寝る時もそこは素通りのことが大抵で、いつもは穴さえあれば良いという即物的な欲だけを満たしていた。 そのままグレーのスウェットに手をかけてえいやと下着ごと降ろした。 とたんに真っ青になった沖田くんが、暴れ出す。 「なっ、なに・・・なにしやがんでぃ!」 「いやあほんとまさか男の子に手を出すほど自分が飢えてるなんて知らなかったよ」 このあたりまではちょっと脅かして終わりにしようと思っていたのだけど、あんまり沖田くんが怯えて暴れるのですっかりやる気になってしまった。 よしよし、気持ちよくしてあげよう。 「おっぱい、吸ったげるね」 「なに・・・へ、へんなこと、しねえで」 暴れていた身体をぴたりと止めて泣きそうな顔で見上げる沖田くん。おお、下半身にぐっとくる。 「男の子だけど、ここイイのかな」 活きの良い獲物の両肩をぐっと押さえて薄桃色の突起をべろりと舐めた。 「ぎゃあ!」 「どう?なんか感じた?」 「か、かん・・・感じねえ、感じねえ!」 でも今ビクッてなったでしょ。 足でカーペットを必死に蹴ってずり上がりながら逃げようとするけれど、俺は沖田くんの身体の上にがっしりと乗り上がって動きを封じた。 「男の子なのに、おかしいね」 まあ俺もここは気持ちいいよ。 「いやっ」 中指で左の乳首を抑えると指の腹にコリッとした感覚。勃起してんじゃん、ちょっと触られたくらいで勃起してんじゃん。 男に愛撫とか考えられなかったけど、どうやら俺は興奮しているらしい。 人差し指と中指で挟んで細かく左右に動かすと、沖田くんが泣き声を出してまた暴れる。 「やあっ、やめて!やめてくだせえ」 沖田くんが身を捩った勢いで指がぷつんと離れた瞬間、「アッ」とかわいい声で仰け反った。 女の子よりも小さな乳首。もっと強く挟まないとすぐはずれちゃうね、ごめんごめん。 今度はぐっと乳首を潰すように左右から挟みこむ。沖田くんの鼻から抜ける悲鳴を聞きながら指に力を入れてクンと上に引いた。 「ヤッ・・ハアン!!」 もう一度無意識に喉を反らせた後、自分で出した声に驚いたように涙目を大きく見開いた。 俺はそのままぐっと乳首を押し込んで、中指の爪で柔らかい先端をかりっと軽く掻いてやった。 「ンンン、んくうっ!」 股間に固い物が当たる。 沖田くん自身の方も元気になってきたようだ。 「はあっ、はあっ、はあっ」 「気持ち良いね、おっぱい気持ち良いね」 「やあっ・・あは・・・やめ・・・ひゃめ・・・」 どう考えても初めてなのに、男の興奮を誘う為にわざと声を出す女みたいだった。 片方の乳首を捏ねくりまわしながらもう片方を吸って舐めて甘噛みすると、沖田くんはまるで軟体動物のようになまめかしく身をくねらせる。 人差し指と親指で摘み直し、ぷっくりと膨らんだ赤い乳首を親指の腹で撫で上げる。固く芯の入った乳首を、乳でも出ないかと何度も強く擦り上げた。 「やっ、やっ・・やあっ・・あは・・あはん、ひぁっ・・」 「うふふ、土方先生とはこんなことしなかったの?」 ふいに同部屋の男の顔が浮かんだ。俺を性具にするような奴だ、男でも十分射程範囲だろう。 「やっ、やっ・・・しね・・・しねえ・・・!」 少しひどくされるのが良いのか、爪で押しこみながらたまに掻いてやるとびくびくと悦ぶ身体。いやらしいなと思いながら顔を見ると、嫌々をするように首を振って俺の髪に両手を差し入れて強く掴んだ。 「痛いからひっぱんないでね」 俺は乳首から唇を放してじっと胸を見下ろした。片方は弄りたおされて真っ赤に腫れ上がり、もう片方は俺の唾液でべっとりと濡れて固く立ち上がっている。 そっと大切なものを掴むように、両手の指三本で左右の乳を摘んだ。 ぐっ、と力を入れて少し大きめの円を描きながらひっぱってみる。 「んんっ!はぁあっ、あはあっ!」 沖田くんの呼吸が尋常じゃなく荒くなってきた。俺がひっぱったり緩めたりする度に大きく身体を捩じって逃れようとする。次第に速く激しく動かしてやると、恥ずかし気もなく感じまくって声を上げた。 女の子みたいに、おっぱい大きくなあれー。なんて願いを込めて三本の指で摘んだ乳首を両方とも目いっぱい引き上げた時、沖田君はカッと目を見開いてひときわ大きな悲鳴を上げて身体を派手に反らせた。 「あああああああっ」 「沖田くん?」 ビクンビクンと痙攣する身体。綺麗な蒼い瞳は一点を見つめ、涙がぼろぼろとこぼれている。 股間は屹立したまま。どうやら射精には至らなかったのに女の子みたいなオーガズムに達してしまったようだ。 しばらく焦点の合っていなかった瞳にようやっと色が戻ってくると、今度は自分がどうなってしまったのか理解できないらしく、また大粒の涙を流しはじめる。今度は生理的な涙じゃなくて。 「あ・・・あああっ・・・ううう、ううっ」 俺はここでやっとあれれと気が付いた。 沖田くんにひどいことをしたくない。 今日初めて会った沖田くんにどうやら俺は恋をしてしまったのだ。 こんな風に知らない男に乱暴されるなんてそんな恐ろしい目に合わせたくないって今更気づいたけれどもう遅かった。 こんなにかわいい姿を見せられて、誰が我慢なんてできるだろうか。 優しくするから、ねえ、いいだろ? しくしくと泣いている沖田くんの前髪を分けて額にキスをした。だけどそんなことにも気づかないように泣き続ける。 「ごめんね」 「ううっ」 ぐったりした身体に両手を差し入れて抱きあげると、すぐそばのベッドにそっと降ろす。 「こんなちっちゃいおっぱいでそこまで感じるなんてびっくりしちゃった」 そっと髪を撫でたけれど、沖田くんは股間を隠すようにシーツの上で丸まってしまった。 そうだ、処理してあげよう。扱き合いなら土方としたことがある。 俺もベッドに乗り上がって、滑らかな薄い色の肌に触れると沖田くんは大げさにビクリと身体を震わせた。 し、しつれいな。 気持ち良くしてあげようと思ったのに。 「沖田くん、大丈夫だよ。俺がね、良い気持ちにしてあげるからね」 コロンと身体を仰向けにすると、「いやっ」と叫んですごい勢いで俯せになってしまう。 むっ。乱暴にしたくないのに。 俺はでも自分の前を見下ろしてびっくりした。どうも違和感がと思っていたら、布の向こうの息子はビンビンのバンバンのビバノンになっているじゃないか。 おおっ。 木の又を見ても元気になっちゃうような年齢は過ぎましたが。沖田くんの股をみたらこんなになってしまいました。 とりあえずジッパーを下げて解放してやると、その音で沖田くんがまたビクッと動いて首をもたげてこっちを見た。 白目の部分が真っ赤になって本来の性格とは裏腹にとってもいたいけでつい許してあげたくなる。 まあ心は許してあげたいけど身体は俺が許されたいほどギリギリなので仕方ない。 「なに、それ」 「沖田くんもおんなじもの持ってるでしょう」 いくらなんでも高2にもなった男が他人の性器を見て「それなあに」も無いもんだが、自慢の膨張時に驚いてもらえたのは俺としても嬉しい限りだ。 シーツに肘をついて逃げようとする腰を軽々と掬って己の腰に引き寄せる。 俺のモノが尻に当たって沖田くんが身を固くした隙に、萎えかけた沖田くん自身をそっと握った。 「やだあっ、やめてくだせえ!」 いやあん、そんな思いっきり拒絶しないでよ。 沖田くんは急所を握り込まれて身動き一つ出来なくなっていた。抵抗して強く握られたり痛くされたりするかもしれないと思っているのだろう。 嫌がってはいるけれど、まだ他人にここを触られたことなんてないみたいで未知の感覚に若い性器には一気に血液が集中した。 「ぃああっ」 握り込んだだけで急激に熱を持ちはじめる。恐怖と緊張で石のように固くなった身体を抱きしめながらゆるゆると右手を動かし首筋に口付けると、ガタガタと震えながら沖田くんが啜り泣きを始めた。 怖くて仕方がないんだろう。 かわいそうだけれども、俺はやめるどころか本当は口でしてあげたいななどと考えてしまう。 俺がやってあげて、次に沖田くんが俺のを咥えて・・・・・。うっかり想像したもんだから、俺の息子も限界まではちきれそうになってしまった。 おおっと、ヤヴァイヤヴァイ。 ごしごしと沖田くんを擦りながら『おっきくおっきくおっきくなあれ』と呪文を唱えると、みるみるうちにさっきみたく勃起する。 「ひいいっく、ひいっ・・・あひっ・・・ひっ・・・」 泣きながら感じて、喘ぎながら泣いて。 俺が左手で腰を抱き込んでいるからかろうじて膝を着いた形になっているけれど、まったく身体から力が抜けている。抜けながらも無意識に足を開いて俺が扱きやすくしてくれちゃってホントにかわいい。 左手を腰から放し、なんとか膝で己を支えているのを確かめて手を胸元へ移動させれば、痛いだろうというくらいに勃起して張り詰めた乳首があった。 かわいそうに、ほぐしてあげる。 左の乳首を揉みしだきながら右手を動かし続けると、沖田くんが崩れ落ちて頬をシーツに埋めた。 沖田くんの腰がゆらゆらと揺れている。俺の右手をオナホールにして快感を貪っている。はっ、はっ、はあと短く息をして、乳首が捻られる度に喉を仰け反らせた。 絶妙な握り込みで更に追い上げて、熱い沖田君の先端を少し剥きぬるりとした亀頭を直に触る。後ろから扱いているので色は見えないけれど、きっと綺麗な肌色をしているんだろう。 「んあああっ、痛い!やめてっ、やあっ」 親指と中指で亀頭を優しく摘み、割れ目に沿って人差し指で擦ってやると、沖田くんの悲鳴と共にじゅん、と我慢汁が湧いてきた。 乳首から左手を放して根本を掴み、人差し指で裏スジを擦り上げながらさらに右手の亀頭に力を入れると、もう限界だと言わんばかりに沖田くんが首を振った。 「やあっ、やめて・・いく・・・イクっ・・」 「まだまだ、もう少し我慢した方が気持ちいいよ」 「やああっ」 俺が根元をきつく握ると、放出できない苦しみに悶え苦しむ。左の頬をシーツに押し付けて髪を振り乱すその表情は、涙に濡れて快楽を貪り、とんでもないエロさだった。 「あっ、あうっ、ぁあっ、ゆるし・・・ゆるし、てっ・・・」 「許すってなあに?」 根元を絞りながらもじゅるじゅると負け出てくる精液を、俺は何気に沖田くんの尻に塗り込みながら聞き返す。 解っているけれど、沖田くんの口から「いかせて」って言ってほしい。 「いやっ・・・やっ・・・あ、あっ・・・ゆる、ゆるし・・・」 「わかんないよ、言って」 「いやあっ、やああ!」 限界に近い状態でこれ以上いじめても仕方がない。 「もうイきたいの?」 掠れた声で耳元に囁いてあげると、沖田くんの身体が電流でも流れたように跳ねた。 「ひぁっ」 俺の声だけで爆発しそうなのに堰き止められて相当苦しいんだろう。俺が音をたててうなじを吸い上げると、また大きく感じて身体を震わせる。 「んっ、んっ、はああっ」 我慢のきかない若い性が身を捩じって解放を望んでいる。 俺は、沖田くんをいじめたいわけじゃない。 いいよ。 「イッて」 尿道口を指の腹でコスりながら締め付けていた左手のコックを緩め、竿をぎゅっと握った途端。 「ぁああああっ」 沖田くんは大きな声を出しながら俺の手に精を吐き出して、果てた。 「あ・・・ああ・・・・ふっ・・・・」 息も絶え絶えにシーツに突っ伏して肩を揺らせている。 俯せになった両肩がほんのり赤くなっているようでそっと触れると火のように熱くなっていた。 「気持ち良かった?一人でやるオナニーとは全然違うでしょ?」 べっとりとした手を沖田君の尻穴に撫でつける。さっきから解していたんだけど、あまりの快感に気づいていなかったらしい。始めて気が付いたように、あわてて身を捩った。 「やっ、なん・・・なんで、なに」 「わかんないことないでしょ。いれるとこここしかないもん」 と言いながら困った。まさかたった一日の家庭教師にローションなんか持ってくるわけないもの。 沖田くん持ってないかなあ。持ってないよなあ。 ここで相手が土方とかだったらケツ穴も慣れてるしこのくらい解して濡らせば十分なんだけど、沖田くんははじめてだから。 んー。 ちょっと考えて、俺はポケットからリップジェルを取り出した。 今日久しぶりに講義に出たら、俺を狙っている女の子が唇カサカサじゃないと言っていちご味のリップジェルをくれたのだ。 それをぷちゅっと左手に出して、沖田君の尻に塗り込めた。 「ヒイッ、なにすんでえ!なに・・何ぬって・・・」 「じっとして、怪我するかもしんないし」 「けが・・・怪我するようなこと、すんの?」 つぷ、と指が中に入る。内壁にいちごの香りを塗り込めて指をぐるりと回した。 「・・・ッ・・・」 うるさくわめいていた沖田くんは、指が入った途端言葉も出なくなって、違和感に耐えるように唇を噛む。 爪で傷つけてしまわないように、丁寧にゆっくりと塗りこめているうちに中指が全部入った。 「ぁああっ・・・・」 四つん這いになった沖田君の顔を覗くと、はやくも男を誘う恍惚の表情で尻の異物を悦び受け止めている。 指を抜き差しするとぴつぴつと音がして、透明な赤いジェルが尻穴のひだに満ちている。 人差し指もぐいと入れて両指を広げると、菊座が楕円に広がって、塗り込めた精液といちごジェルがねっとりと糸を引いた。 「んぁっ、いや、ひろげ・・ねえ、で」 いやらしく尻をくねらせるのをつかまえて、我慢がならぬと猛る己を挿し込んだ。 はじめての穴は亀頭をなかなか受け入れなかったけれど、ここばかりは優しくなんて言ってられなくてえいやと突き入れる。 「いああっ!痛い!」 「あっ、きつい」 沖田くんも痛いかもしれないけれど俺も痛かった。 というわけで半分抜いて入口付近を慣らすことにする。 全部つっこんでずこずことやりたい気持ちを抑えてゆっくりと出し入れする。 「ウッ」 自分の額から汗が流れ落ちるのがわかる。 快感よりも痛みのほうが強い。それほど沖田くんの括約筋が俺をぎゅうぎゅうと締め付けた。 実際は異物感に身体が竦んでリキんだのだろうけれど、俺が出て行こうとする度に入口がぱくぱくと俺を銜え込んで、放すまいと縋りついてくる。 「うう、う、いたい・・・いてえ、ようっ」 「大丈夫、こわくないから。もうすぐ痛くなくなるから、力抜いて」 「ううううっ・・たすけて・・・」 すっかり萎えきった沖田くん自身を掴み、こっちもゆるりと扱き始める。 「んあっ、やめて・・もう、やめてくだっ・・せ・・」 伸びをする猫のようにしなやかに白い身体がしなった。やめてと言いながらその白い肩がうっすらと桃色に染まっているのは、セックスという行為への恐れと羞恥からだろう。 擦っているうちにさすがの若さで沖田君が再び勃ち上がり始めた。同時に俺への締め付けも強くなる。 「ウ・・もうちょっ・・・と・・ゆる、めて・・」 「いやあっ。へん・・・・こんなへんなとこに・・・抜いてっ」 変じゃないんだよ。男同士は、ここ使うの。 最初の痛みが引いてきたらしいと解ったので、腰の動きを速める。 まだ少年らしくふっくらとした尻に打ち付けると、ひいひいと沖田君が泣いた。 「い、い、、いいっ・・・いてえ・・・いてえよう」 「いたい?おかしいなあ。勃起してきてるのに」 「いてえよう!ぬい・・抜いてえっ・・お・・お姉ちゃん、おねえちゃんっ」 ウッ・・・・。卑怯だろそれは。 「だめ、抜かないよ。俺が気持ちよくなるまで抜かない」 「んっ、んっ、んぁっ・・・アッ、やっ・・・いたいいいっ」 沖田くんの背中にぴったりと俺の身体を着ける。左手で腰を持って右手を沖田くんの右脇に差し込み肩を抱いた。 「すきだ」 びくりと沖田くんが震えた。 「すきだよ、沖田君」 「あっ、いやっ、嘘!」 「ほんと、すきだ」 「いっ、いやっ・・・いたい!」 「ほんとに、ほんとうにすきだ」 「やああ、ごめ・・・ごめんな、せっ・・」 沖田君は俺にいたずらしたことへの仕置きだとでも思っているのか、がくがくと揺さぶられながらごめんなさいと泣き声で謝り始めた。 「ご、ごめっ・・・ごめんな、さっ・・・ゆ、ゆるして・・・」 「すきだ、沖田君」 「ああっ・・・あ、ああっ・・・あはっ・・・ごめっ・・・」 「沖田君、すきだよ!」 たまらない、たまらなく気持ち良い。 「やああああああっ」 俺が逐情して、沖田くんも二度目の絶頂。 お尻で感じたのかどうかはわかんないけど、それでも達したから痛いだけということはなかったろう。 俺が精を吐き出してすっきりしてしまってベッドを離れると、沖田くんは脱力し俯せになってぐったりとしてしまった。 首だけが横を向いているがその瞳はすっかり霞がかかってしまって俺を見ているのかどうかもわからない。 はあはあと荒い息と桃色に染まった頬、泣きつくした涙の跡。 行為の間、あんなにすきだすきだと言っていたが、実は一回吐精してからあれは幻というかこんな子供に恋心を抱くなんて勘違いだったような気がしてきた。 というかえらいことをしてしまった。 代打の家庭教師のバイト先で未成年に手を出してそれも強姦に近いもので。 ヤバいような気もするけれどまあ口止めしておけば大丈夫だろうと振り向いた。 ベッドの沖田くんと目が合う。 沖田くんは先程よりも多少意識を取り戻していて、それでもまだぼうっとしながら俺を見ている。 あれだけ泣いて怖がったくせに、セックスというものをはじめて経験してはじめての相手である俺に思いきり心を奪われているような表情。 そしてまるで・・・・まるでこうなってしまった以上、当然俺と結婚でもするのだと思っているようなうっとりとした顔をしていた。 しまったと思ったが後の祭り。 仕方が無いので責任でもとるかと思って、女にこんな感情を抱いたことがなかったからやはり俺は沖田君に惚れてしまったのだろうかと考えた。 それにしても案外面倒そうな子なのだがどうしようか。 してしまったことは元には戻せないので観念してここいらで一人の相手に掴まるしかない。 それにしても、土方は危険だ。 人の事は言えないが、男だからといってまったく油断できない。なにしろ男とのセックスを教わったのは奴からなのだから。 何度も二人で勉強していたのに沖田君が未だ童貞というか処女だったことに軽く驚きながらも、実は奴らしくなく大切になどしていたのだろうかと考えて肝が冷えたがこの際仕方が無い。土方にはあきらめてもらおう。 それよりもいよいよ沖田くんに掴まってしまうのならヤらないと損だ。 俺が家庭教師のバイトを代わればやり放題だし土方の魔の手からも守ることができる。 実際は急に沖田くんが俺と同じ大学に行くと言い出して本来の目的である勉強三昧になるわけなのだがこの時の俺はそんなこと知らない。 よしじゃあさっそく土方に交渉だと考えていると、背後から小さな掠れた声が聞こえた。 「だ・・んな・・」 もう一度振り向くと、ものすごく心細そうな顔をした沖田君がこっちを見ていたので、安心させる為にも急いでよいしょと腰を上げ、沖田君の隣に寄り添って布団をかぶった。 (了) |