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「機嫌を直せ。悪かった」
謝りながらも笑い続ける斎藤を、悔しい気持ちで見つめる。
「髪を切ってもお前はお前だ」
『……』
「幼子になっても俺は変わらなかっただろう」
『はい…』
「ならば何も心配いらぬ」
漸くひなたは、顔を背けながらも腕をおろした。
斎藤はその姿を眺めると、ひなたの首筋に口付け舌を這わせた。
ーピクン!
谷間に近付くとひなたの身体が跳ね上がり、斎藤の息遣いが少しだけ荒くなる。
逸らす身体を引き寄せ、ふくよかな乳房を優しく揉しだき尖りを口に含んだ。
『あ…。は、はじめさん…』
「何だ?」
潤ませた瞳でうっとりと見上げると、ひなたは呟いた。
『これ以上は…』
「我慢出来ぬか?」
『…カナ様に、叱られます…』
「……」
『裏、ギリギリでって…』
「……」
うな垂れる斎藤はひなたを降ろすと、湯船で頭を抱えていた。
『きっと裏にいけますよ、ね』
「……ああ」
斎藤もひなたもリクエストを大切にしようと思う夜だった。
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