餃子を調理中の二人。 餃子の餡が出来たら、お次は餃子の皮で具を包んでいく。
「うわ!?皮破れた!」
「それ詰めすぎ。配分気を付けないと最後皮だけが余ってくるから。」
「配分か。・・・うん、よぉし!」
けれどエーチはここから未体験ゾーン。一緒にいるエヴァに教わりながら習う。
「こんな感じでいいの?エヴァ。なんかワンタンみたいになったんだけど。」
「それは少なすぎ。配分考えないと最後餡が残るだろ。極端すぎない?」
「な!?じゃあどの量がいいんだよ。ちゃんと教えろよバカエヴァー!」
「アホか・・・。破れない程度で普通に詰めていけばいいだろ。」
こうして二枚の大きなお皿に並べられていく生餃子。 片方は形がグダグダ、もう片方は最初から最後まで綺麗に整っていて、同じモノを作っているはずなのにそれぞれの個性が出ていた。
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