・・・かと思いきや。その途端、
「痛っ!?」
急に真昼がユウの足を強く踏ん付けると共に、火が付いたばかりの煙草を奪って直ぐに灰皿へ。 いきなり何が起きたか。唐突すぎて分からなかったが、
「まひるん何しー・・・っ!?」
気がついたらユウは真昼に、両手で胸ぐらを強く掴まれていたのだった。
「なーんで今日20歳になったばかりの若造が。なーんでそんな手慣れた手つきで煙草吸えるんですか。誰がどう見ても今のおかしいですよね?ユウは今日、20歳になったばっかりなのに。」
「あ。」
「ユウ。貴方、今、自分で何をやったか。何をやっていたか分かります?」
ユウはショーゴさんから煙草を受け取り、真昼に火を付けてもらうまで。その間の動作に何の迷いも躊躇いもなければ、慣れているような素振りをしていたのだ。 そのせいで全部見ていた真昼が大激怒。 今日が彼の誕生日だろうがなかろうが関係ない。 そんな彼に瞳孔開かせてまで、ヒドく怒り、強く叱る。
「・・・煙草は20歳からなのに。それ以前で吸ったこと・・・、あるんですね。」
「・・・・・・・・・。」
|