さて、海に来たからには何をやろう。何で遊ぼう。
「てっちゃんたちがあっちでバナナボート引っ張ってくれるって。」
「おもしろそう!きぃちゃん、いこいこ!」
「ユウ先輩もイブ先輩もサーフィンやるの?」
「Yes!エーチも一緒にどうですか?」
「あっちでボードレンタルしてたから、エーチもやるならまひるんに言って借りてきな。」
「ムリムリムリ!レンタル高いし、そもそも水着からしてムリ!オレもキィちゃんたちとバナナ乗ってくる!」
バナナボートやサーフィンなどなど。 海でしか出来ない遊びを。 海ならではの遊び方で。 引率者の社員が色々と用意していたので、それぞれやりたいモノを選んで遊んで、わちゃわちゃわーわー大いに盛り上がる。 しかしその中、
「って、あれ?エヴァは、皆と行かなくていいの?」
「はい。俺はここでみんなの荷物見てますから。」
「荷物なら俺がここで見てるから。気にしないで遊んどいで。」
「あ、え、えっと大丈夫です、志摩さん。その気になれたら俺もエーチらと合流しますので。」
パラソル下から出てこなくなった男がもう1人。 皆と逸れて手を振っていたエヴァも、ここに残ることにしたようだ。
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