(3人が可愛いのは認めるが、そこに至らせたのは兄貴だもんな。兄貴の発想力どうなってんだよ。)
こんなファンシーにも狂気が交えているとしたら。それは間違いなくこの案を瞬時に発したこの男、徹夜の思考だ。
「何?志摩くん、変な顔でこっち見て。」
「兄貴って、もしかして意外と可愛いモノ好き、とか?」
「・・・自分で言うのもアレだけど。それを僕に言ったところで、気持ち悪くなってない?」
「めっちゃ気持ち悪いです。めっちゃキモイです。言ってから後悔したわ。」
けどそれは趣味からきたわけではなく、悪魔でもお仕事上で得た経験から。
「こっち側は、盛り上げたもん勝ちだからね。それが観客と一体になれればなれるほど『お祭り』って感じするでしょ。」
「な、なるほど。」
身長175cm以上の男共を、セクシーに仕上げた真昼の手腕も素晴らしいが。 身長175cm未満の男共を、ここまで可愛く仕上げさせた徹夜の腕もお見事。 どちらも流石、プロデューサーといったところ?
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