「・・・まあ、なくても支障ないモノだから別に平気。持っていくプロテイン、紙パックのにして嵩張る荷物、軽減させたかっただけだから。」
「そうだったんだー・・・。ごめん冥、気が利かなくて。さすがにプロテイン系のドリンクは、蓮さんの方でも売ってなくて・・・。朝イチでコンビニへ買いに行くっていうのも、青ノ葉からじゃ1番近くても距離あるし、出発時間だって朝早いし・・・。」
とはいえ、それが起きた原因は鬼頭の書き忘れ。 でも久野は自分を責めるように申し訳なく謝った。
「だからいいって。こっちは支障ないって言ったんだから、克也がそこまで気にすんな。なくても問題ないって。」
しかし鬼頭も一緒に来てくれていたら、起きなかったかもしれない出来事。 未然に防ぐことが出来たかもしれないのに、過ぎた今では、もう取り返しが付かない。 だから思わず、
「それならやっぱり冥も一緒に来るべきだったんだよ。変に遠慮しないで。」
と。文句をこぼしてしまう。
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