突如として黄瀬君がわたしに抱き着いてきた。黒子君辺りに引っ付いているのはよく見たがまさかわたしにまで来るとは思っていなかった。 「黄瀬君、モデルやってるとはいえ77kgは重い。潰れる」 「重い!? まさか俺太ったんスか?」 「違うって」 「あーよかったぁ。太ったらもう抱き着けないっスからね」 「いや抱き着かないでくれます? 顔をすり寄せないでくれます?」 「それは無理な相談っスよ」 「てゆーかホント重いんだけど。そろそろ限界…」 「ぎゃー! 潰れないでみょうじっち!」 黄瀬君完全密着には耐えられませんでした。重さ的な意味で。 0602~0614 |