小ネタ | ナノ

朝の五時、寝起きドッキリを仕掛けるべく沖田さんの部屋にこっそりと侵入。アイマスクを付けて熟睡していた。ビデオカメラを構え寝顔に近づく。

「沖田さーん」

「ぐー」

「沖田さーん」

「がー」

「朝ですよー」

「……」

「あ、起きました?」

「……なんでィ…朝っぱらから……」

「寝起きドッキリです」

「カメラ近づけんじゃねえ…」

がし。

「え、」

ビデオカメラを構えるわたしの腕ごと掴まれぶん投げられた。

「ああー! カメラが! 沖田さんの寝起きってとっても貴重だったのに!」

「うるせえなぁ…。貴重な俺の睡眠時間を削っておいて、まさかこのまま帰れるとでも思ってませんよねィ?」

「ひぃっ!」

ぶん投げられた挙句、カメラは木端微塵に粉砕された。
結果、沖田さんは低血圧。

0923~1012

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