「小金井君、器用貧乏ってなに?」 「えっとね、器用だからあちこちに手を出すけど、どれも中途半端になることだよ。あと他人から便利がられてこき使われる人の事とか」 「へぇーそうなんだ?」 「急にどうしたのさ」 「小金井君は器用貧乏だって聞いてね」 「ああ……そう…」 「落ち込まないでよ! 自分で言ったことでしょ。……ホラ! 小金井君て意外と頭良いし? シュートどこからも打てるし? ぜーんぜん貧乏じゃないって!」 「じゃあ、俺って器用?」 「うん!」 「そっかー、俺器用なのかー」 ほっこり笑う彼を見て癒された。 0730~0810 |