紫原君がお菓子を全て食べてしまったと落ち込んでいた。そんな彼にわたしはチャンスとばかりに近づいた。
「ねえねえ、お菓子無くなっちゃったの?」
「うん、食べちゃった。買ってこなくちゃ」
「わたしがお菓子持ってるって言ったらどうする?」
「食う。」
「そっか、じゃあはい!」
「いただきまーす」
「!」
飴玉を一つ彼の口の前に持って行くと所謂、あーん、というものになった。しかし彼は私の指まで口に含んだのであった。その後の紫原君の満足げな顔をわたしは暫く目を丸くさせ見ていた。
0622~0701
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -