ついったログ | ナノ
怪我は治った。彼女も帰ってきた。全部元通り。に、なるはずだった。彼女は帰ってきた、けど、記憶だけは戻ってこなかった。彼女の姿をしているのに、中身は別人。夕君、と呼んでくれたお前は、今では西谷さんとどこか他人行儀に俺を呼ぶ。彼女の声で、でも彼女じゃなくて。


記憶喪失な彼女がいると知った人たちは別れることを勧めるけれど、西谷君は別れないでずっと傍にいる。また俺に惚れさせてやるよって笑う。時間がかかって、ようやく恋人へ。二人でしたこと、できなかったことをもう一度。数年後、友人たちに結婚式への招待状を送りました。
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