ついったログ | ナノ
大王オイカワの愛した人間の女の子が、大王討伐に来た騎士達の巻き添えくらって死んじゃった。悪魔ではないただの人間だよ?人間なんてびっくりするほど簡単に死んじゃうんだよ?涙も枯れるほど泣いて泣いて、閃いた。この子を悪魔にしちゃえばいい。そしたらこの子は生き返るし、ずっと一緒に居れるね


オイカワの魔力で魔族として生き返った彼女。オイカワはそれはそれは喜んだ。けれど。ただ死んでいないだけで、生きているわけではなかった。目が合うことはなく、呼び掛けにも反応がない。君はまるで人形みたいだったよ。人を蘇らせるなんて、大王様にもできないんだね


死に際にあなたの遺した最期の言葉「  」まるで呪いみたいにわたしを縛り付けるの。あなたを忘れたわけではないけれど誰かを好きになるといつもあなたを思い出す。角と赤い目。大王は死なないんじゃないの? あなたのことだから、笑いながらふらっと戻ってくるんでしょう?


「  」
「すき」
「だいすきだったよ」


「お前を殺して俺は逃げる」
「そこは、お前を殺して俺も死ぬと言ってください」

大王と側近。追い詰められた二人。わたしばっかり犬死なんてごめんです。来世でまた会いましょう。今度こそ幸せになりましょうと、指切りして死別した。からの数百年後、バレー部員とマネージャー。そんな関係の二人とか。


無様に足掻いてもがき苦しんで泣き喚いて縋って命乞いしてよ。そうしたら、哀れで惨めなお前を助けてあげる。…なーんて言うと思った? こんなに滑稽なことってないよねえ。でもいいよ、お前は特別。助けてあげてもいい。けど忘れないで、お前を生かすも殺すも俺の自由ってことをね


森でモンスターに女の子が襲われてました。何とか助け出すことができたの。ヒナタ大健闘。

「ありがとうござ――」

けど彼女はお礼を最後まで言えませんでした。何故?背後から現れた巨大なモンスターに上半身を食い千切られたから。せっかく助けたのに、目の前で、彼女は犠牲になりました

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