足の腱を切った、これで一人で立ち歩くことはない。目を潰した、これで見ることはできない。君は俺なしでは生きられない。ああ、とっても幸せ。
「黒尾君、いつもごめんね」
「何言ってんだよ、お前のためならなんでもできるっつーの」
「でも、食事は自分でできるよ」
手首の腱も切ってしまおうか
黒尾君は女の子を自分のモノにするためにストーカーします。無言電話に差出人無記名の贈り物。彼女が怖がる素振りを見せたら「お前は何も心配しなくていい。俺が何とかしてやっから」と近付いて一切のストーカー行為をやめる。自作自演の英雄ごっこはさぞや楽しいことでしょう