ついったログ | ナノ
「なー」
「なに? 黒尾」
「俺、今すっげームラムラしてんだよね」
「くたばれ」
「そう言わずに構ってくれよ」
「そのニヤニヤやめて」
「な、一発だけでいいからさ」
「黙れよけだもの。万年発情期」
「辛辣すぎではなかろうか」

押し倒してきた黒尾の鳩尾に一発入れて逃げ出す彼女


「俺さ、お前のこと好きなんだよね」
「え、な、はっ?くろ、お?」
「ふはっ、なんだその顔」
「や、だって、突然」
「それで付き合ってくれとは言わえね。おまえ好きな奴いるって言ってたし」
「え…」
「オカズになってくれねえか」
「死ねこのド変態わたしのときめきを返せ」


意中の彼から告白をされた。驚いたけど嬉しかった。なのに。黒尾は信じられない言葉を発する。

「オカズになってくれねえか」
「死ねこのド変態わたしのときめきを返せ」

思わず吐き出した暴言。だがこの人が好き。

「オカズじゃなくて恋人にしてほしいな、なんて」
「まじ?」


黒尾君て好きな子からかいそう。嫌いな虫投げてきたりして。そういうときって女の子はガチギレ。

「おいテメェなにすんだぶっ殺すぞふざけんな! こっち来んな! ボゲェ!」

あのおとなしい子からこんな毒が吐き出されるなんてね。ポカーンとしてたら彼女は慌てる。

「ごめん! 今のは違くて、テンパって、」
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -