ついったログ | ナノ
澤村さんは彼女の一日の出来事を全て把握したいので、行動を事細かに報告させる 。彼女の話の中で少しでも怪しい奴がいたら悪・即・斬。彼女に近づく前に抹消します。今日も二人だけの世界

家で課題をこなしていると問6(4)が分からずシャーペンが止まる。悩んで次の問題を解こうとしたらLINEの通知。大地さんからだった。「問6の(4)難しいよな、俺も大分悩んだよ」って画像つきで解説してくれた。助かった、と返信してからぞわりと悪寒。なんで分からなかったところ知ってるの?


小さな違和感。気のせいだと、勘違いだと思い込んで気にしないふり。だけど、やっぱり怖いものは怖い。人は彼のことをお父さんのようだと例えた。わたしもそう思った。澤村さんは過保護だった。小さな違和感が確信に変わる。何でわたしの携帯の中を知ってるんですか、澤村さん


きわどいところにあるホクロとかこっそり足の爪に塗ったマニキュアとか身長欲しくてインヒールの靴履いてるのとか生理周期とか寝返り何回打ったかを笑顔で把握してる澤村さん怖い


あれもお前のためこれもお前のためそれもお前のため。俺の行動は全てお前のため。だから俺だけを見て俺だけを感じて俺だけを愛して俺だけを俺だけを俺だけを俺だけを俺だけを。お願いだから。おまえをあいしているの。狂気じみた感情はとどまることを知らず彼女と歩みたかった未来が、消えた
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