蒼の瞳、紅の瞳
■ 霊妃

霊妃(れいひ)


high/143cm
weight/32kg
霊王の妃


銀色の髪に紅色の瞳を持つ美しい少女。
見た目は少女だが、長きを生きる者。
霊王をも凌ぐ力を持ち、霊王と惹かれあうが故に地上に降り立ち、漣家の地下に眠る。
『秘密編』冒頭に出て来た漣家の秘密。
世界の秘密と言い換えることが出来るほどの人物で、その存在を知るのは霊王宮でも一部のものだけである。

基本的に漣家の地下神殿で眠っている。
表に出る際は、漣の巫女を神籬(ひもろぎ)とするか、己の右腕である響鬼に降りる。
彼女が降りると神籬の瞳は紅に染まる。
殆どの者はその瞳を見るだけで恐怖で動けなくなるが、咲夜と白哉、そして彼らの子どもたちは例外らしい。
また、彼女が対象に触れれば、触れられた対象は彼女と話すことぐらいは出来るようになる。

気分屋で、気の向くままに所構わず降りてくることもあるので、彼女の存在を隠してきた漣家は大変な苦労をしているらしい。
漣家が彼女を引き受けることになったのは、金色の髪に空色の瞳、長身といった自分とは逆の特徴を持つ漣家を彼女が気に入ったから。
十五夜が霊王の元に遣わされたのは、彼の容姿が特に彼女の好みだったから、という噂もある。

青藍が主人公となる本作の続編では、あることが判明してから何かと表に出てくるようになる。
霊王と対等以上の力を持つ彼女に、青藍に限らず様々な人たちが巻き込まれ、苦しみ、悲しみ、それでも前を向く。
そんな彼らを、彼女は見守り、愛しみ、時には苦しめる。
彼女はあくまで世界の理の側に居る者で、世界の理に背く者は許さない。

霊王と同様に過去、現在、未来を見通す力を持つ。
その紅の瞳には、いくつもの未来が視えているらしいが、それを語ることは少ない。
ただ、漣の巫女、愛し子、己の末裔には甘い故に、時折未来を捻じ曲げることも。
霊王は彼女が未来を捻じ曲げたとしても特に咎めないため、彼女の動きは本人の感情もあるが、世界のため、という理由が大きいと解釈することもできる。

また、己の神籬や末裔の目を通して、彼らの見たもの、感じたものを受け取り、それを他人に見せることもできる。
時折それで人の心を惑わすのが彼女の悪いところ。
彼女が歪めた者の後処理をするのは、主に十五夜。
霊王宮筆頭家臣である十五夜といえども彼女には逆らえない。

毎日眠るのが日課。
起きていてもすぐに眠くなる。
月に一度、霊王に向かって舞を奉納しているらしい。
漣家の巫女たちの舞がお気に入りで、漣家の巫女たちの特殊な舞は、霊妃仕込み。
彼女らの舞が、霊妃の心を鎮めるため、毎月一回は彼女へ舞を奉納する。
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