夢日記
yume 2012.04.09 (Mon) 12:56


この前見た寝て見る方の夢があまりにしっかりしたストーリーで、弟に話したら「思った以上に起承転結しっかりしてるし姉貴頭おかしい」と言われた代物がこちらになります。この際だから飽きるまで夢日記つけてくのよ。


【記憶が5000ページの本になるお話】

記憶が5000ページの本になる。それは自分の意思で本にすることもできるし、他者がすることもできる。この記憶のページを散らばすと記憶喪失になるけど、5000ページ全部集めたら記憶をなくす前に一番強く願った願いが叶う。探してる間は記憶がないわけだから、よっぽど強い願いじゃないと叶えられない。どちらかというと他者が呪い的な意味合いで散らばすことの方が多かった。

主人公は男の子。ゼル伝のデクの樹様みたいな人面樹が記憶のページをなくしていて、動けない樹の代わりに男の子が探してあげてた。自分が見たのは最後の1ページを見つけるところ。小さな滝壺の綺麗な水の中にあった。

最後の1ページを樹に届けて、樹は本当に嬉しそうに「ありがとう、ありがとう」って言ってた。これで願いが叶う。自分が願ったことは何だったのかってわくわくしてた。でも、樹が最後に強く願ったのは「私に呪いをかけたこの国の人間たちに同じ呪いを」って願いだった。主人公もその国の出身だった。

せっかく記憶のページを集めてくれたのに恩を仇で返す形になって、樹は「ごめんなさい、ごめんさい」って何度も謝った。男の子は「君の記憶が戻って良かった。こんなことを願わせてしまってすまない」って悲しそうに笑ってた。

樹も主人公と触れ合ってく内に好きだと思うようになってたのに、最後の最後で恩を仇で返すような形になって悲しくて悲しくて仕方ない。でも主人公はそれだけのことをこの国の人たちは君にしたんだよって慰めてた。

結局、主人公もその国の人たちも記憶をなくして、樹はその場から動けないから代わりに探してあげることもできなくて、一緒にいた記憶もなくって、自分は夢の中で号泣してた。緑と星空が綺麗な夢だったよ。


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