触れたい死柄木を愛でる。






(♂主/英雄学/死柄木弔)



黒霧のバーの常連。
殺し屋さん。26歳くらい。
人はジャガイモ程度にしか思ってない。

煙草吸いだけに来て、五分したら帰るとかすごく気軽に来店してる。
一匹狼。敵連合ではない。

死柄木が○に心酔してて、○はそれを承知の上で掌に乗せて遊んでる。



「俺が好きなんだろう死柄木」

「そうだよ。触りたいし、粉々にしたい」

「は、お前に壊されるなんてごめんだ。好きなものに触れないなんて、可哀想だな死柄木」



「代わりに俺が満足するまで愛してやる。せいぜい我慢しろ」

「受け身だけなんて嫌だ」

「その手で触ったら殺すぞ」

「俺のこと愛してくれるんじゃないのかよ」

「愛してやるよ。だからお前は人形みてえにじっとしてろ」

ガリガリの萎える体だと、○は笑いながら弔の体を撫でる。キスをする。弔は大人しく言うことを聞いて動かず、体に降る○の手や唇の感触を享受する。

迫害された場所で細く息をしながら、寂しさを埋めるように睦み合う。だけど○には寂しさなんてない。

○は女好きだからセックスはしない。死柄木は女になりたいとは思わないけど、○の性欲対象となるこの世の女は全員死ねばいいと思ってる。