妹から頂き物
2012/08/01 20:53

□ディエジョニ

「やぁ!ジョースターくん、今日も良い天気だな!」

(あぁ…。今日もかよ…)

あからさまに嫌な顔をしつつ
声のした方を向いた

やっぱりね。

視界に入ったのは
僕がこの世界で一番嫌いとも言えるやつ

ディエゴ・ブランドーだ

奴はここ最近特に理由もないくせに
やたら僕に構ってくる

そのうざさといえば
“怒り”という言葉を再確認させられるほどだ

「聞きたまえジョースターくん」

そして僕が一人回想にふけってるなか
奴のつまらない落ちなし話が始まった

(僕が聞いてないって分かってるくせによく話してられるよな…。)

そんなことを思うなら
聞いてやれよなどと
思うかもしれないが

さすがに何回も来られれば
聞くきも失せるってやつだ。

(ジャイロ早く帰ってこないかな…。)

まだ帰ってこない
ジャイロの事を考えつつ

ふーん、とか、へー、
などと適当に相づちをうつ
しばらくして
あまりにも話続けるものだから
反対にこちらから問いただすことにした

「なあ、お前って話してて飽きないのか…?」

「む、飽きる…?何に関して飽きるんだ?」

「はぁ…」

こいつに聞いた
自分がバカだった。

こいつにそんなことを
考える能力など
存在しているはずないんだ
こいつは本能がままに生きているだけだ
飽きるとか飽きないとかは
あまり考えないんだろう。

「お、俺はだなジョニィ、その、なんだ…」

さっさと言わず
おどおどしているディエゴにいらつく
殴ってしまおうか
そう考え始めたときにやっとやつは話始めた

「俺はだな、お前と話しているだけで…その楽しいんだ…」

「………は?」

呆気にとられた
楽しい?
はっきりいってしまえば
奴が一方的に話してるだけで
会話をした覚えはないんだが

「ばっ…、ばっかじゃないの!」

いつもなら
キモいとか一言で片付けているが
今日の僕は少しおかしいのだろうか

あぁ、もう!

髪の毛をぐしゃらせて
帰ると一言いい
僕は馬でジャイロのいる
隣町に走った。

だから奴は嫌いなんだ。

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ディエゴがかわいいんですけど…っ!!?
ツンデレジョニィちゃんもかわいいい/////
ありがとう〜〜(>///<)



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