こどもとおとな
2012/09/09 00:09
□小話(ディエジョニとジャイロとホット・パンツ)
「…おい」
「………」
「どういうつもりかなジョースターくん。ン?」
「…キモい…勘違いするなよ…ぼくだってやりたくてやってるんじゃないんだ」
「ほう……じゃあどうしてわざわざ大嫌いなこの俺の体に抱きついているのか教えてくれないか?」
「…」
「……襲ってほしいのか…?」
「ばか死ね」
「じゃあ何なんだ。そろそろ我慢の限界なんだが」
「…だって君の体…」
「俺の体…?」
「冷たくて気持ちいんだもん…」
「…………は」
「はあ〜いいねえ体温低くて…」
「……それだけか」
「?それだけ…ってそうだけど?」
「…………ほんの少しでも期待した俺がバカだった」
「ばーか」
「うるさい。本当に襲うぞ」
「いいよ別に」
「………………っ??!」
「…冗談に決まってんじゃんばーかばーか」
「…ぐっ…キッサマァア…!!!」
――――
「………なあ」
「なんだ?ジャイロ・ツェペリ」
「アレ…どう思う?」
「……随分仲がいいな」
「だっよなァ〜!ジョニィのヤローDioのこと好きなんじゃねえか?」
「…なら、両思いだな」
未だに言い合いをしている二人を見つめ、やれやれ、とジャイロとホット・パンツはため息をついた。
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2人がじゃれあっているのを見ている年長組が好きです。
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