※はちみつよりも甘い君
2012/08/06 01:23

いつも通り熱っぽく絡みつくような視線が突き刺さり、観念してそちらを見ればどさりとベッドに押し倒された。
至る所に触れるだけのキスを落とされ、噛みつくようなそれを受け入れてしまえば段々と行為に夢中になる。
パーカーをたくしあげ、腰の辺りからDioのごつごつとした手が上半身をまさぐる。
それだけで次に与えられる快感を待ち遠しいと感じてしまい「早く」と口が滑りそうになるのを堪えた。

「あっん…」

Dioの指が少し胸を掠めただけで、自分でもびっくりするようないやらしい声が飛び出た。
それを見た奴は満足げに今度はぐりぐりとつねりあげる。

「…ひっ…!!う……」

「…気持ちいいか?」

「…んン…ッ」

こくこくと何度も頷くとDioは、かわいいな、と囁いて瞼にキスをした。
手はそのままにポケットの中から瓶を取り出す。
傾けると金色の透明な液体が中でとろりと動いた。

「な、に…ッ?」

「気になるか?」

蓋を開けた瞬間にふわりと甘い匂いが漂う。
すごく美味しそうな匂いだ。

「…はちみつ…?」

「ああ」

なんでそんなもの、と言いかけて分かってしまった。

「はちみつの日だろう?」

「…君、ぼくにそれ塗りたくるつもり?」

にやにやと笑ってついさっきまで弄っていた胸元に液体を垂らす。

「ん…」

「更に美味そうになったぞ」

「ばか」

ぬるぬると垂らしたハチミツをDioの舌が舐めとっていき、最後に乳首に吸いついた。
舌で転がしたり、時折犬歯が掠めてゾクゾクとした快感がかけ上がっていく。

「…は、あっ…んう」

「…いつもより感じてるな」

「っ…んん…」

「フフ…お前、結構楽しんでるだろう」

「………ちょっとはね」


そういう君だっていつもより興奮してるんだろう?、そう言えば唇に甘いキスが落とされる。
甘ったるい匂いにくらくらと酔ってしまいそうだ。

「ねえ、いいから…触ってよ…」

「…たまにはこういうプレイも悪くないな」

素直なお前も中々そそるぞ、そう言ってDioはぼくの肩に噛みついた。

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8月3日ははちみつぷれい!




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