ナユ・ルクレシア
魔道学協会魔道士職員。危険魔法対策部へ所属。
正義感が強く、真面目な16歳の少女。超が付くほどの負けず嫌い。結構抜けている部分があり、おっちょこちょいな面を持つ。その反面、至上最年少で魔道士一級の資格を取得しており、将来を有望視されている。
身長が低いことを気にしているものの、まだ希望は捨てていない。これから伸びる……かもしれないらしい。海の奥底のような碧色の瞳と、濡れ羽色の髪を特徴に持つ。

レミオル・ロレン
政府の禁止する異端魔法に手を出した犯罪者の青年。
細部までこだわり込まれたビスクドールのような繊細な面立ち。道を歩けば、男女問わず多くの人がその端整な顔に振り返るほど。さらに銀色の髪は、まるで絹糸のように滑らか。華奢な体付きの所為もあり、全体の風貌は中性的。しかし常に仏頂面をぶら下げているため、近寄る人は少ないらしい。
かなり大食いで、むかし食べ放題の店から追い出されたことがある。好き嫌いは特にないが、スッポンと虫系だけはどうしても食べられない。

ラズ
レミオル・ロレンに同行する魔犬。
小麦色の長い毛とラズベリー色の瞳を持つ。首にはレミオル・ロレンと同じ碧い宝石のネックレスを提げている。




部長
魔道学協会魔道士職員。危険魔法対策部部長。
真面目眼鏡のお兄さん(？)。ナユ曰く、とにかく嫌らしい。
ナユに『魔道書』連行の命令を出した。新人いびりの嫌疑が掛けられている。

サフィナ・デュフォン
魔道具職人の女性。服を着ることを億劫がる残念な美人。
性格は一見すると男勝りだが、姉御肌な一面も持つ世話好きさん。
レミオル・ロレンの居候先。