日記59(R18アイマル)※日記44の続き

がっつり中出ししてるので、R18です。閲覧にはご注意を。

***

泣き喚く王子の髪を鷲掴み、俺はずんずんと森の奥へと足を進めた。木々の間を王子の声が木霊するが、時刻は深夜、聞き留める者があるはずもなく、深さを増す森がますます助けを呼ぶ声を掻き消した。

「ご、ごめんなさい、アイク…もうしない、もうしないから、許して…!」

涙でぐちゃぐちゃにした顔で、マルスはそう懇願した。勿論聞いてやる気のない俺はその懇願を無視して辺りを見渡した。ちょうどいい塩梅の木のうろを見付け、そこにマルスを投げ飛ばす。マルスは情けなくよろめいてひっくり返った。

「ひっ…」
「ここならどれだけ叫んでも誰にも聞かれないな」

知らず、口元には凶悪な笑みが浮かぶ。それを見てますます恐怖したらしいマルスがガチガチと歯を鳴らして震え上がった。嗚呼、なんていい顔をするんだ、お前は。
もう逃げることも出来ないのか、すっかり腰が抜けたマルスはうろに張り付いて縮こまっていた。譫言のように、歯の隙間から許しを乞う声が聞こえたが、それすらも俺の嗜虐心を煽るばかりだ。
襟首に手をかける。殴られるとでも思ったか、目を瞑って身を固くするマルスを嘲笑い、無理矢理衣服を引き千切ると、あまりの事態の異常性にマルスは目を丸くした。反応出来ずに固まる身体に手を這わせ、ベルトを緩めようと弄ると、ようやく理解が追い付いたのか、マルスが悲鳴を上げた。

「何…何を考えてッ…?!」
「分からないか?」

抵抗の為か伸ばされた腕を掴み、乱暴に背後の木に叩き付ける。恐怖で引き攣るマルスに口付けるような距離まで顔を近付け、しかし俺は残忍に嗤うにとどめた。

「どっちが上か教えてやる」
「う、嘘…いや…いやだ…!」

さすがは戦乱の世を生きた王子、哀れな敗者の末路は知っているのか、これから起こることを理解している様子で、すっかり顔色を無くして青い唇を震わせた。が、もはや四肢に力が入らないようで、王子の四肢は俺の拘束からは逃れ得なかった。その隙に素早くベルトを外し、下着ごと着衣を膝までずり下ろす。女のような細い腰が露わになり、それとは不釣り合いな男の下半身が露出した。
改めて、月明かりの下でマルスの身体を観察すると、幾多の戦いで負ったと思われる痛々しい傷痕が細い身体に所狭しと刻まれていた。軍神を自称するだけの修羅場はくぐり抜けて来たのだろう、と僅かに感心もしたが、やはりそれよりもこの男をめちゃくちゃに犯してやりたい衝動が勝る。
王子の両足を持ち上げ、晒された尻の穴に指をねじ込む。女にしてやるような愛撫は勿論ない。マルスはぎゃあと獣のような悲鳴を上げ、失禁した。
鼻につく匂いが立ち込めて、縮まった王子の陰茎からは勢いのない尿が垂れ流される。マルスが啜り泣くのが聞こえ、喉が鳴るほど興奮した。

「小便を漏らすとは…汚い野郎だ」

構わず穴を押し広げ、尚も悲鳴を上げる王子を言葉で詰る。言いながら、その実興奮を抑えきれない俺は、早急な手つきで自身の着衣を緩めると、既に硬く勃つ己の尖端を王子の尻に当てがった。そもそも何かを迎え入れる器官ではないその場所は、申し訳程度に弄られただけで異物の侵入に対する準備を何一つ持っていない。
だが、それでいいのだ。激痛でのたうち、恐怖で震え、そうして俺に屈する王子の姿が見たいのだから。

「いッ…!ひぎぁアアァっ!!」

期待通り、挿入を進めると鋭い悲鳴がマルスの口から漏れた。

「痛い!痛い!やだああァあッ」
「く…流石にいきなりはキツかったか」
「誰かッ、助けて!助けて!」
「はは、いい声だ」

無理矢理腰を押し進めて、突き上げる。こちらにも快感などなく苦痛なばかりだが、泣き叫ぶマルスの姿と声で十分だった。細い王子の身体を持ち上げ、壊れてしまえと犯し尽くす。足元には王子の小便と血と、どちらのものとも知れない体液が溜まる。
王子の悲鳴が段々に薄れ、ふと気が付くと王子は失神していた。俺の前で寝るとはいい度胸だなと囁いて、その頬を引っ叩くと、力の加減を間違えたのか王子の鼻から血が滴る。王子はそれで覚醒したものの、焦点の定まらない目がぐらぐらと揺れて、口からは意味のある言葉が出なかった。
やり過ぎたか、と僅かに罪悪感が脳裏を過る。しかしそれを上回る背徳感が甘美な愉悦を呼び起こす。明らかに常軌を逸した行為に、俺は確かに興奮していたのだ。
糸が切れたように放心するマルスと、その口の端を伝う唾液混じりの血を見ると、身体の昂りがいや増す。乱暴に王子の尻を掴み、荒々しく腰を叩き付けた。そうしてなんの躊躇もなく王子の中に精を吐き出す。王子は短く呻き、痙攣して再び意識を飛ばした。

気絶したマルスの股から収まり切らなかった精液がどろりと溢れるのを見下ろし、その惨めな様を目の当たりしてようやく満足した俺は、王子を打ち捨てその場をあとにした。これだけ暴虐の限りを尽くしておいて、後片付けもないだろう。一人森の中で目を覚ました王子が、どんな顔をして屋敷に帰ってくるのかも楽しみだ。
柄にもなく笑みを浮かべて、俺は一人帰途についたのだった。

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