世界よ、愛しています

*とある公子の言葉

別に、己の存在に理由など求めはしない。
ただ此処に在るだけで良かった。俺はマルスやリンクみたいにややこしいことを考えられる質じゃないから、尚更。

自分が何者であるかだって、実はどうでもよくて、呼吸をして、物を食べて、幸せを謳歌する。そんな日常が堪らなく好きだった。



――そう、きっとこの世界は酷く居心地が良いのだ。

[ 9/94 ]

[*prev] [next#]


[←main]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -