誘い上手な彼女に乗せられて(ナイン×エミナ/R18) | ナノ




誘い上手な彼女に乗せられて(ナイン×エミナ/R18)

0組の皆に協力してもらって、一晩考えこんだデートコースも最終地へと辿り着いていた。


任務途中で見つけた煌びやかな夜景の見える丘。
月光で僅かにナインの瞳に映るエミナの表情は、愉しげでナイン自身も嬉しくなった。
春の風は、どこか肌寒く感じて薄着のエミナはナインの腕に絡み付く。体温が心地いいと笑う姿に、照れくさくなったナインは暫く黙りこんでしまった。
明るい所で手を繋ぐことと、暗がりでの触れ合いは体感的に異なるものだと身をもって感じた。


「夜景、キレイだね」
だんまりを決め込むナインを横目で見つめる。ナインの金糸が揺れていることが闇の中でも分かると、その存在を確認して安堵した。
「おう」
ナインは、ぎこちなく答える。己の腕は、鎧を脱いだ薄着のエミナの谷間へと招かれていた。
「もっと、お喋りして欲しいな」
と言われて、べらべらと流暢にお喋りなんて出来ないナインはこの状況をどう打破しようかと考えていた。
リードしたいのだが、なかなか巧くはいかなくて眉根を寄せる。加えて性欲旺盛なお年頃のナインは、内に秘める雄を堪えることに必死だった。
「ナインくーん、聞いてますか?」
ナインの逞しい腕を引いて、谷間にぎゅうっと押し付ける。耳元に吐息がかかると、甘い誘惑を仕掛けられているようで。
ドキドキする上に、ムラムラする気持ちが重なる。下半身はむず痒いし、心は落ち着かない。

「聞こえてんぞ、コラァ」
ナインが精一杯粋がって声を上げると、エミナは彼の心を見透かしたように笑う。
「ふふっ、良かった。もう少しだけ一緒にいたいの。時間は大丈夫?」
「あったりめぇだろ。何時間でも一緒にいるっつーんだよ」
COMMに何度も入るアレシアからの連絡を、軽くスルーして、果てには電源を切ってナインは何度も頷いた。
大好きな彼女にそんなことを言われてしまってはたまらない。緩む頬を抑えきれなかった。
「ありがと。そんなに優しくされるとワガママ言っちゃうよ?」
「おう、どんときやがれ」
「朝まで一緒に一緒にいたいかも……です」
遠慮がちな瞳と声音で言われてしまうと、ナインの理性も崩れそうだった。


はい、あうと。



貴女のせいで、獣に下がりました。
「んんーっ、あうっ!」
ひんやり冷たい草地に背を押し付けられて、月を覆うナインの鋭い視線を受けてエミナは次に訪れるであろう快楽を予測して内股を擦り合わせた。
性欲突き動かされたナインは、唇を押し付けると舌を押し込んで生暖かい彼女のそれを探って啜る。
身勝手に繰り返される口づけに、エミナもやや翻弄されていた。ナインの腕から逃げる気は到底ないのだが、決して逃がさないと言いたげにまるで生き物の様に舌は這う。

繋がれた唇を離すと、二人は辺りの酸素を思い切り吸い込んだ。組み敷かれたエミナは、上半身を起こしてちゅうっと下唇に吸い付く。小気味いいリップ音がナインの鼓膜に張り付いて、情欲を煽る。
「エミナ、せんせぇ」
紅く熟れる舌を擦り合わせて、ナインは目の前の女の名を呼んだ。
意識していないであろうナインの独特の艶っぽい声音に、エミナは下肢がきゅんと疼くのを感じた。
「んー?」
聞こえているんだと伝える為に、短く返した。言葉よりも熱が欲しくて、エミナはナインの口端をねっとりと舐めあげる。
「せんせぇとエロいことしたいぞ、コラァ」
「ふふっ、えっちな気分になっちゃったカナ」
ナインのストレートな要求に、焦らすように見つめて返答を濁した。
戯れている間に、ナインの指は谷間を通り越して短いスカートの中に入り込む。行先はひとつ。
「言わなくても分かんだろうよ」
雌を現す割れ目に指をねじ込んでちゅぷちゅぷと音を立てて、膣の浅い場所を愛でた。
「ンっ、言ってくれないと、わかんない」
可愛かった少年はこの時ばかりは、大人びた男へと変貌を遂げる。卑猥さの中に優しさの残る甘い愛撫に溶かされるばかりではいけない、と、エミナもまた勃起するペニスを緩く掴んだ。

「っ、優しく触られっと勃っちまうぞ、コラ」
ナインの指の動きが止まると、エミナの肩口に顔を埋めて耳元で囁く。
表情は見えなくても感じているのだと分かって、エミナ嬉しくなった。
「だぁめ。ワタシの中で気持ちよくなって」
先走りで下着とズボンが濡れてしまわないようにと、エミナは片手で器用にベルトを外して血管の浮き出る若い肉棒を上下に扱きつつ外界へと晒した。
汁の垂れる鈴口のをくにくにと爪を食い込めせて愛撫すると耳元で呟いた。
「……エミナせんせぇ、いいのかよ。指じゃ足んねぇか?」
挿入には未だ不十分といえる。濡れが足りないような気がした。きゅうっと締まる膣壁への愛撫を再開すると心配そうな声音で問うナインに、エミナは緩く首を振った。
「ふ、ぅ……指よりも、ナインくんのおっきいおちんぽのがほしいよ」
ナインと繋がりたくて、肉壺がきゅうきゅうと収縮を繰り返して愛液を垂らしている。
優しい愛撫なんて不要だから、荒々しくても早くナインを生で感じたかった。
焦がれてしまいそうなほどに熱い肉棒を上下に揺らして、裏筋を軽く引っ掻いた。
ナインの下肢がビクリと震える。

「そのセリフはやべぇだろ。……っ、とろとろのまんこに挿れんぞ」
「うん、はやくして。おなかいっぱいにして欲しいよ」
待てないと、急かす。
肉棒から手を離すとナインの汁で濡れた指を己の割れ目に擦り付ける。コクコクと頷いて、エミナは指先で熟れた割れ目を開いた。
「……っ、せまっ……えみなせんせぇ、力抜いてくれねぇと入らねぇ」
ぬちゅりと音を立てて亀頭を、薄く開いた膣口に押し当てる。異物侵入を許さないと膣が狭くなるのを竿で感じる。
内壁を傷つけないようにとゆっくりと腰を押し進めるが、収縮しきった其処は中途半端な挿入で止まってしまっていた。
「ひゃうぅ、……、あっ、いいよ、痛くないから…早く奥まできて」
ペニスの脈動に呼応するかの如く膣からは愛液が溢れていた。この太い雄でめちゃくちゃに掻き混ぜて欲しいとエミナは艶っぽく言った。
「……ッ、たまんね」
高まる欲望のままギンギンに硬くなった肉棒でエミナの胎内を強く強く擦り上げた。
「はう、あっ、ひゃあっ、おちんぽ、奥まで届いてる……。これ気持ちぃ」
ナインが腰を揺らすたびに、睾丸がぱちゅぱちゅとエミナの恥部に当たる。重なる恥毛さえ双方興奮して感じていた。
「俺も、このぐちゃぐちゃのえろまんこすっげぇ好きだ」
暗がりでぼんやりとエミナの顔が瞳に映る。きっと感じてくれているのだろう。ナインは、自らのペニスで感じているエミナに異常なほどに興奮していた。
膣奥を突き上げれば、突き上げる程に結合部からか淫らな音が響いて強い収縮が繰り返される。
きゅうっと締め付けられた肉棒が悦んで、はち切れそうなほどに硬く勃起していた。
「うンっ、はァ。ない…んっ、おっぱいもちゃんと、ふぅ…さわって。サミシイよ」
エミナは自らの乳房を掴んで、豊満なそれを誘う様にぺろりと舐めた。その光景にゴクリと生唾を呑んだナインは、ぷくりと浮き上がるピンクの乳首に吸い付いた。
腰の動きは止めずに、繋がった性器同士からはぐぷぐぷと卑猥な音が響いている。
「エミナせんせぇ、思った以上に、エロいぜ」
乳首をねっとりと舐めて強弱をつけて揉みしだくと、甘い声で喘ぎ声を漏らすエミナに言った。
「ンっ、あっ、あん、はぁ、ワタシが、こうなったのはキミのせい、ふあっ、だよ。キミだから……ッ!あぁんっ」
激しい動きに置いて行かれないようにエミナもゆるゆると腰を動かして、ペニスを奥へと招いて行った。
「んじゃ、もっとエロくなっちまえ。……アンタを、狂わせられるのは俺だけでいい」
「うん、ナインだけ……。ぁ……や、抜かないで」
ぬるりとペニスが引き抜かれるとエミナは切なげに声を上げた。
ナインは何も言わずにエミナの身体を持ち上げると、背面座位の形になって先端のぬるつくペニスを濡れてぐちゅぐちゅの割れ目の中へと挿入していった。
「んっ、はう……、おまんこ気持ちいいけど、これじゃ……ナインに触れないっ」
今度こそ逃がさないときゅうっと肉棒を締めつけ、ナインの胸板に背を預けると寂しげに呟いて男の手を探した。
「後で、触ってくれ。っ、俺だって、攻めまくって、ッエミナせんせぇのことぐちゃぐちゃにしてぇぞ、コラァ!」
ぬるつく肉壁に容赦なく肉棒を打ち付けて、ナインは己の願望を耳元で囁いた。
大きな手はエミナの乳房を包んで、片方の手で張りつめたクリをいじくる。ナインにとっては、これが精一杯の愛撫。
すっかりその快楽に絆されたエミナは顔を横に向けて優しく唇を重ねた。
「っ、ンぅ…してぇ?ナインのおちんぽでぐぷぐぷってされるの…っ、すき」
ちゅと音を唇を離すと、甘えるように呟いた。そうまで言われるとナインの男心も擽られる。
指でクリを丁寧にいじりつつ、上下に腰を揺らして肉棒を薄い膣壁に擦り付け続けた。
「ッ、は、まんこが絡み付いて離れねぇ……。せんせ、乳首もたっちまってんぜ」
ねっとりと絡み付く膣肉にナインの肉棒も限界を迎えていた。
「ひゃあっう……、ナインっ、ふァ…おちんぽ、熱いよぉ……。おまんことけちゃっ、やっ、そこ!」
胎内でナインの熱を感じつつ、膣奥の一番敏感な部分を擦られてエミナは一際大きな声を上げた。
乳首も、敏感な突起までいじられて体中が敏感に反応している。耳元にはナインの荒い息遣い。
絶頂が、早くもそこに近づいていた。
「ここ?ぐちゃぐちゃにされんのがイイか?」
良い箇所を擦ったと知れば、ナインの動きがわざと止まる。エミナからのおねだりが欲しくてわざと。
「やぁ……うん、そこ。ナイン、いじわるいや」
「いじわるしてねーよ」
乳首を引っ張って耳元で囁いた。エミナの唇が物足りなさに震えて、自ら腰を揺らした。
「ンんっ、おちんぽで奥、突いて」
ぬちゅりと小さな音が響くと、ナインも耐え切れずにエミナの腰を掴んで強く突き上げた。
「あっ、やっ、そこすき…ぃ!きもち……」
蕩けた表情と、蕩けた膣肉でナインのペニスをきゅうっと強く締め上げた。
呆気なく達してしまうと、躊躇いもなく胎内でナインが絶頂を迎えてその証の子種をエミナの子宮に放った。
「あっ、せーし、奥まで来てる」
びゅるっと勢いの良い男の汁で子宮が満たされるのを感じると身体が前に倒れこみそうになった。
「っ、あぶねぇ、はっ、俺ン所に倒れこめよ」
気づいたナインはエミナの身体を強く抱きしめて、頬に優しく口づけた。ついでに、たぷんと揺れる乳房への愛撫も忘れない。

「うん……。くすぐったいなぁ」
持続する絶頂の後で、乳房への愛撫に小さく震えて未だ挿入されたままの男根をきゅうっと締め上げた。
「……また勃っちまうだろ、ッコラァ!」
「ふふっ、かわいいネ。今度は、あかるいとこでしよっか。ナインくんの気持ちよさそうな顔見たいの」
エミナは顔だけ向けて言う。甘い誘い文句に、ナインの肉棒も簡単に勃起した。
やはり、エミナは乗せるのが巧いのだ。

「もう一回此処でヤッてからな。エミナせんせぇの腹ン中、俺の精液でもっといっぱいにしてやりてぇ」
獣に成り下がったナインは、唇を奪ってねっとり濃厚な口づけを交わして、そう返した。

満月は、二人を照らしていた。







2012/05/14