発情スイッチＯＮ（クラサメ×エミナ*R18ver）
※ちょいと、本当にすこーしだけですが冒頭部分アルティマニアネタバレ有り注意。
外されたクラサメのマスクから見える爛れた火傷痕さえも、愛しそうに見つめて指先で辿ると紅い舌を出してちろりと舐める。
口端に擦れるか、擦れないかじれったいほどの興奮にクラサメは目を細めて頬にかかるエミナの髪を指で払った。男の視線の意味に気付くと、女は僅かに笑って頷く。
次の行動を指示されたような気がした。開いた唇を近づけると、クラサメの舌が伸びてエミナの唇まで辿り着く。
肉厚の其れが絡み合うと二人は小さく震えて、ぴちゃりと水音を立てて互いの咥内を貪った。
クラサメの熱い舌が、縦横無尽に咥内を這うと、エミナは自ら仕掛けることなどできずに、ただ只管に、必死になってそれを追いかけた。エミナが先に絡めようとするが、阻止される。
先を行かれて、ただ咥内の熱を貪るだけ。
「ンっ、ふぅ……あッ…くらさ、めく…ん。」
歯列をなぞられて、舌を強く吸い上げられただけで全身が震えて恥部が疼くのを感じる。もう駄目だと思えば唇を離して胸元に縋った。
「相変わらず、感じるのが早いようだな。」
マスク越しではないクラサメの声がリアルにエミナに届くと、気恥ずかしそうに一瞬見上げて即座に胸板に顔を埋める。
「！！！だって、だって、クラサメくんの舌が気持ちいいンだもん。仕方ないでしょ。」
しれっとした表情で恥ずかしいことを言ってくれるものだから、困ったように眉を寄せて頬を赤らめるとむうっと頬を膨らませた。
そうか、と頷いた後に何も言わずに首筋を舐められて手慣れた様子で武官の制服を脱がされていく。これから起こる行為に心音高鳴らせて、エミナはクラサメの動きを眺めていた。
ぷくりとした下唇が目に入るとクラサメはきつく吸い付く。立っていられないエミナは身体ごと預けて無心に押し付けれる舌を舐めていた。
柔らかい唇を堪能してそれを離すと、立ったままではきついだろう、零組隊長としてはよろしくないであろう行動に出た。机の上にエミナを乗せて、早くも快感に打ち震える彼女を見つめた。
近づくと薄手のシャツに手をかけてボタンを丁寧に外していく。薄桃の下着が露わになると指で柔らかな谷間をなぞった。
「ねぇ、ワタシだけじゃなくて、クラサメくんも脱いで？」
自分だけが脱がされていくのが納得できないと、漏れる鳴き声を抑える。
「……私が裸になる必要はないだろう。」
袖を掴んでお願いするも、首を振って即座に否定された。矢張り、納得できないとエミナは指先で首筋をなぞって無理やりに上着を押し上げた。
「汚れちゃうから、クラサメくんも脱いで。」
「びしょびしょになるのはエミナだけなんだから、私は脱がなくて結構。」
「もうっ、もうっ、どうしてそういうこというかな？」
いやらしい表情をするわけでもなく、またもや冷静な表情で返されては反論する余地さえ見いだせずにふるふると首を横に振るだけに止めた。
「真実しか言っていない。」
胸板に這う指先を優しく掴むとクラサメはねっとりと舌で舐めあげた。ちらりとエミナを見れば、顔を真っ赤にしている。どうしてだか、面白い。だから、つまらぬ戯言を紡いで意地悪したくなるのだと。
豊満な胸元を見つめると屈んで舐め始める。薄い布きれ一枚でさえ、エミナとの温もりを阻むものと判断すると邪魔なそれを早々と脱がせて、外界に晒されたブラから零れ落ちそうな下乳に吸い付いた。
「ん、くらさめく…っ、おっぱいすきだよね。かわい…んぁ…。」
首に手を回して乳房に擦りつける様に抱きしめて、耳元でからかってみた。
「………。」
クラサメの返答は無し。
ブラを押し上げるとぷくっと膨らむ乳首が見えて、前歯でくにくにと甘く噛みをしては舌を絡めて吸い上げる。
ちゅうちゅうっと吸い上げる己のその様に、赤子のようだと感じつつも乳首への愛撫に集中した。
「っふ、あん……くすぐったいよぉ。きもちぃ…、ねぇねぇ……おっぱい好きでしょ？」
ざらりと舌が乳首を、そしてその周りを這う度にゾクゾクと背が震える。乳房を揉むクラサメの手が、乳首を甘噛みする舌が心地よくてたまらない。
普段とは想像もつかないクラサメに甘いため息と、穏やかな笑みを浮かべた。
掠れた声で、確認の意味での再質問。
「……エミナ、だからだ。」
返答している間に、エミナのブラを完全に外してぷるんっと揺れる乳房が晒される。ツプッと立ちあがるそこを舐めては吸ってを繰り返した。
乳房を掠める吐息に、エミナは身を震わせた。
「うれし……。っ、あっ、んぁ…、は、そんな、はぁ、吸わないでぇ。」
形を変えるくらいに強弱をかけて揉まれては、呼吸するのもやっと。抱きしめる腕を強めて頭に頬をすり寄せた。
乳房へのしつこい愛撫にじゅわりと恥部が濡れるのを感じる。濡れたシーツが渇くと少しだけひんやりと感じた。食い込む指の動きに合わせる様にエミナの腰も揺れる。
乳房はクラサメの唾液でべっとりと濡れていた。心音速まる乳房を一舐めして、名残惜しそうにちゅぱっと音を立てると唇を離して、下腹部へと視線を向けた。
「胸だけではない。すぐにぐしょぐしょに、濡れるここも好きだ。」
「ぁっ、やだぁ…、やっぱりえっちぃ。」
片眉を上げるクラサメの表情が非常に楽しそう、それが恥ずかしく感じて、エミナは前屈みになって未だ布に覆われた恥部を隠した。
そんなささやかな抵抗を許してくれるほどクラサメは優しくなくて。舌で腹部を舐めて、下着ごとずり下された。
恥毛すら愛しく感じて舌で舐めて、濡れ始めたそこをさらにしっとり濡らす。隠れた陰核を探ると皮を剥いてちゅうと吸いついて乳首にするよりも優しく舌で転がした。
エミナは、ここが弱い。と分かっているものだから唾液を含ませて丁寧に舐める。濡れそぼった割れ目そっちのけで、クリだけを丁寧に舐めた。
「やぁっ！あぁんっ、ひゃ、あっ、ぅ…クラサメ、く…、そこ、いや、やだよ。」
一番、敏感な突起を吸いつかれて、しゃぶられて、とろっとした液が膣奥から溢れて恥部全体を濡らす。下肢から昇りくる深い快楽にエミナはいやいやと首を振った。
濡れた蜜の味を啜って、舌に残す様に味わう。クラサメも、自身の心音が速まるのと下肢の疼きを感じた。
「いや…か、なら、もうやめた方がいいか？嫌がるエミナを無理やりというのも、私は好きでないからな。」
割れ目を舌で舐めあげて、浅い場所まで挿入していたがぬるりとそれを引き抜いた。
とろとろに濡らしておいて、口端を僅かに吊り上げたクラサメは至極意地悪く見上げて問いかけた。
勿論、否定できない事くらい分かっていた。内股を持ち上げて、物欲しげにぐっしょりと濡れた割れ目をエミナに見せつける。皆まで言わずとも、エミナが何を期待てしているかくらいわかっていた。
「ああっ！ふっ、ばかぁ、いじわる。いじわるクラサメくん。」
『いや』だなんて、本気ではないのに。膣が、クラサメを欲して脈打つのが分かる。じっと見つめるだけでは、彼は動いてくれない。
ずくずくと陰核が疼いて快楽を急かす。触ってほしいと、膣からはとろみを帯びた愛液が流れ始めた。
「意地悪で、結構だ。」
声音がどうも楽しげだ。どうする？と余裕ぶった瞳を向けられてエミナはかち合う視線をそっと目を逸らした。
「っ！やじゃないよ、いっぱい舐めて、吸って、触ってほしいの。」
「舐めて、吸って、触れば良いだけか。」
エミナの言葉を繰り返して、また楽しむ。それだけでは足りないことなど知っているくせに。と、エミナは頬を膨らませかけたが親指にクリを押し潰される感覚にゾクリと震えた。
「ううっ、んっ、足りないよぉ…はっ。んあっ、そこ、ぐちゅぐちゅされるのすきぃ。あっ！ふぅ…、きもち、よっ」
男の指は狭い胎内へ挿入される。浅い場所をくちくちといじられてはあっとため息をついた。膣奥からは、とめどなく愛液が溢れ出る。
「指と、舌じゃ足りないなら、ナニが欲しい？」
包皮すると充血した陰核を舐めて、低く問いかける。それだけでエミナの膣奥からはぬるつく体液が零れ落ちた。
クラサメも、声音は平然としていたのだが雄を抑えることが出来ない。出来るならば、一刻も早くに、ぐっしょりと濡れて熱くて蕩けそうな膣奥に陰茎を収めたい。
しかし、急かすなと己に言い聞かせてエミナの答えを待った。
「やぁ…、それは言えないのっ。ゆび、奥に……。」
浅い所をくちゅくちゅとされるだけでは物足りない、エミナは腰を緩く揺らしてクラサメの指を奥に奥にと招く。喘ぎの合間に悩ましげなため息を零した。
「エミナ、指だけでいいのか？」
「んっ、あっあっ、指じゃ足りないの。ほしっ、欲しいの。くらさめくんのおっきいおちんちんほしっ、あっふっうぁ。」
イこうにも指一本だけではなかなかイけない。じれったくなったエミナはクラサメの手首を取って薬指に吸い付いて舐めまわした。
欲しいのは指じゃなくて、太くて硬い陰茎なのだと報せる。
立ち上がると、エミナの眼前にはクラサメの下肢が。ベルトを震える手で外すと、下着の中で苦しそうに育ったペニスを取り出した。
「すごぉい。くらさめくんのも、先っぽぐしょぐしょ…。ワタシのえっちな姿見て感じちゃった？」
我慢汁でてらてらに光る亀頭をほうっとした表情で眺めてつんつんと指先でいじると、竿を掴んで緩く扱いた。ねっとりした体液を竿に絡み付けて扱く。
同じく、指では物足りないと、深みを増す雄の視線をエミナに向けた。
「……感じているから勃っているのだ。」
恥ずかしげもなくさらりと言われてしまっては、エミナも適わなかった。ぶっくり膨らんだこの男のペニスが欲しいと膣が疼く。
「っ、恥ずかしいよぅ。ワタシも、ほしいよ。これ欲しい。くらさめくん、おっきいおちんちん挿れて。」
エミナの手から男性器を離すと、興奮によって膨らんだ薄い肉ヒダを開いて汁に濡れた亀頭を濡れそぼった割れ目に宛がった。
ぬるぬるで熱い膣が、男根を誘う。はあっと熱い呼気を吐いたクラサメはゆっくりと腰を埋めていった。
「あっ、あっ、ふといよっ。奥、きてるぅ…。くらさめ、くんの、きもち。あんっ、あ、ふっ。」
太い男根で膣肉を押し広げられるとつま先がピンっと張る。そして、キュウッと強く締め付けると我先にと律動を繰り返した。溢れる愛液のせいか、ぐちゅぬちゅっと卑猥な水音が教室に響く。
肉棒が奥まで挿入されたかと思えばぎりぎりまで引き抜かれる。漸く、膣肉に深い刺激が貰えると思っていたエミナは、まだ続く焦れったい快感に切な気にクラサメを見つめた。
「くらさめく、んっ、あっ、そ、なゆっくりいやぁ…。」
言われた通り愛液でびっしょりと濡れた恥部には、クラサメの男根がぐっぽりと突き刺さっている。肉ヒダが擦れるだけで、エミナは全身が粟立つのを感じた。
いやいやと首を振って、指先で結合部を象る。優しいのじゃ足りないと、瞳を濡らして呟いた。
クラサメの発情は、先程よりもより深くなった。エミナの尻を掴んでぐちぐちと激しい律動開始。
揺れる視界の中に見えるのは、エミナの快楽に堕ちた表情。
「あっあっ、これ、これがいいのっ、はぁ、あっあんっ。」
意識を集中させると静けさの中には、交わる音と女の喘ぎ声。余裕なんて見せていらないとクラサメは唇を噛み締めて下から突き上げた。唯でさえ、狭い膣内が律動によって敏感に陰茎に喰いついてくる。
結合部を見れば、エミナの汁だとか、クラサメの汁だとかが混じり合って粟立っていた。
「エミナは、激しくされるのが、好きなんだな…っ、突く度によく、締まる。」
「はっ、あっ。うん、すきすきっ。激しくされるのっ、やだぁ、あっ！クラサメく、イッちゃ―――ッ！！」
こくこくと頷いて円を描くように腰を揺さぶった。出ていきそうになる雄を追いかけて、膣を締める。
身体を震わせて絶頂を迎える。それでも、次の快楽を得ようとエミナの腰は揺れていた。
「男なら、誰でもッ、いいのか？」
勢い余って意地の悪い質問が零れた。軽くイッてしまったせいかエミナの全身が震えて、キスを求める。
「はぁっふ、ちがっ、クラサメくんだけぇ…っ、あっ、んぁっ、はぁ……！」
イッてもなお持続する快感に抵抗できずに本能のままに腰を揺らし続けた。
「聞こえない。は、またイッたのか……。本当に、いやらしい女…だ。何度もイッて、ここもぐしょぐしょに…ッ。」
「あっ、あっやだぁ…っ、くらさめくんだけだから、ワタシ…は、ふぅあああんっ！」
耳元に熱い吐息と共に零されるクラサメの低い声に、ぞくりと震えて膣奥から愛液を垂らすと腰を上下に揺らして肉棒に擦りつけた。
油断しているとクラサメの指が、陰核を捕えて押し潰している。
二重もの快楽にエミナはあっけなく二度目の絶頂を迎えた。きゅうきゅうと締まる膣肉に辛抱ならず、膣肉を押し広げる様にクラサメも腰を打ち付けて絶頂を迎える。
一度目の射精終了。
どろどろの白濁液を流し込んで、エミナを強く抱きしめた。
「はあっ、気持ちよかった。…ねぇ、あっ、クラサメくんのおちんちん、またぁ。」
射精を膣内で受け止めていたが、クラサメの腰の動きは一向に止まらない。萎えたと思ったペニスが、下腹部にてぶくりと震えるのが分かる。
腹部を熱くて硬い肉棒と精液で満たされたエミナは腰を揺らして、硬い肉棒から刺激を奪っていった。
「まだ終わらせない…。エミナは、これくれいでは足りないだろ？もっと、乱れてもらわないと…ッ。」
これからが本番といったような目で見つめる。たぷたぷと揺れる乳房を強めに揉んで、繋がったままの下肢を見つめた。
大量に吐き出された精液が更に滑りを良くしていた。ペニスが抜いたり、挿入されたり。膣奥は深く甘い刺激に悦んでいた。
「ふっ、ん、えっちぃ。くらさめくんだって、いっぱいしたいくせにっ、ワタシだけじゃ、あんっあん、ないもん。」
互いが良い所に良い所に当たるようにとぐちゅぐちゅと水音を響かせながら性器同士をがむしゃらに擦り付けて快楽に浸った。
「やあっ！あっ、また、くらさめくんの、おちんちんでイっちゃうっ！！」
「良い声っ、だ。私も…。」
逆流する精液を押し戻す様に腰を揺らすと、何度目かの絶頂を迎えて、胎内に熱い精液を吐き出した。
「…っ、はぁ……。」
「あっ、クラサメくんの、もったいないの…。」
激しく交じり合って、行為を終えるころには外は真っ暗になっていた。ペニスを引き抜くと、エミナの膣からがこぽこぽと大量のクラサメの精液が溢れ出ていた。
エミナはそれを勿体ないときゅうっと膣口を締めて、指で一生懸命栓をしようとしていた。
「エミナ……。」
その姿を見たクラサメは、収まりかかった発情がまた呼び戻されるのを感じた。
2012/01/08