武官、失格(R18) | ナノ




武官、失格(R18)


「エッロい顔……。なあ、コッチ向けっての。」
ナインの、激しく力強い誘いに乗ってしまった。白いベッドの上では、絡み合う男女が荒い呼気を交じり合わせていた。
いたいけな青少年を誑かして、性行為に勤しむ己の顔を見られたくなくて愛撫中、顔を見せないようにと俯いていた。
ガチガチに勃起したナインのペニスを、ぐっしょりと濡れた割れ目へと迎える。
ナインのはちきれんばかりの肉棒を愛撫して、袋までしっかり舐めあげていて優位に立っていたエミナだったが、挿入時は逆転されてしまった。
ベッドに押し倒されて、愛液でとろとろの膣肉は膣内に男の陰茎をずっぽりと咥える。
「ンっ、ふっ、やあ、言わないで、んんっ、だめ、こんな顔、見ないで。」
口端をだらしなく開いて、埋まるペニスをお腹に力を入れてきゅうっと締め付けた。熱い竿を受け入れると、言葉とは裏腹に腰が揺らめくのをエミナは止められなかった。
「見せろよ、コラァ、アンタは、今……ッ、は、俺だけのモンだろ。」
だらんと広がる乳房を両手を掴んで、強弱をつけて揉みしだくナインの表情は恍惚に満ちていた。
直接感じる、エミナの膣肉の感触に唇を噛んで、ぬるつく内壁を擦りあげる。その度に、雄液と、エミナの愛液が混じり合うぐちゅぐちゅと卑猥な音が室内に響いた。
「こんな、あんっ…は、ァ、はしたない顔、見られたくないの。あっ、ああっ。そこ、好きぃ。」
太くて硬いナインのペニスに、薄い内壁を突き上げられると頭が真っ白になって何も考えられなくなっていた。
武官であるエミナの顔は崩れて、年下の候補生に抱かれて喘ぐ唯の女という事実だけが残る。
快楽からか、内股はびっしょりと愛液で濡れていた。いきり立った陰茎の抜き差しが強まると、内壁から気持ちよくてたまらないと言わんばかりに淫らな汁が垂れ零れる。

「ハッ、今のアンタは武官でも……ッ、なんでもねぇよ。ただのやらしー女。」
ナインの低く掠れた声がエミナの鼓膜を揺らす。熱い吐息がかかるだけでも、打ち震えるような快楽が全身を襲っていた。
「んぁ……、あっあぁあ。いじわる…、そ、な、こといわないで。あっ!やだやだ、どうして?」
熱を孕んだナインの肉棒がグチグチと膣肉を掻き廻す感覚に、首に手を回して、白い脚も腰に絡み付けて、外れないように強く強く密着して、良い所に絡み付くように激しく腰を揺さぶっていた。
乳房を胸板に押し付けて、快楽を根こそぎ奪っていた。が、突如、ナインの腰の動きが止まって、とくとくと脈打つペニスが膣肉と、エミナの下腹部を揺らした。
肉塊に強めの刺激を与えられて、エミナはイクまでもう少しだった。
「簡単に、イかしてやんねぇぞ、コラ。エミナせんせぇの、ぐしょぐしょまんこしっかり味わってやる。」
楽しそうな少年の声が、エミナの耳に届く。
「やああっ、やっ、腰…、動かしてぇ。」
イク寸前で止められると、全身が粟立って気が狂いそうになる。力なく腰を揺らめかすが、女のか弱い力ではびくともしない。
「動かしてやんねぇ。」
ナインは腕の中で喘ぐエミナをじっくりと眺めて、口端を更に意地悪く釣り上げて突き放した。
焦らして、いたぶるつもりなのだという事くらい、理性の遠のくエミナの瞳にも色濃く映る。
「ンっ、ああっ、おねが、動いて。気持ちよくなりたいの。」
肉壁に迷い込んだナインの肉棒をきゅうっと膣圧で締め上げて、潤んだ瞳で懇願する。ゆらゆらと腰を揺さぶると硬い陰茎が肉壁に擦れて幾らか気持ちがいい。
エミナはその、小さな快感を得るために縋るように腰を揺らす。ベッドが軋む音が遠くで聞こえて、真上には獲物を逃さないと強い意志を宿したナインの瞳。
膣奥がじんわりと濡れて、太くて硬い肉棒をじゅくじゅくに濡らす。
重なる恥毛と、とろけそうな結合部に急かされてナインはぐぷぐぷと抉るように律動を開始した。

「あっ―――ッ!!あぁんっ、そこ、もっとぐちゅぐちゅにっ、ふぁっ。」
待ち望んだ刺激が全身を駆け巡ると、ナインの腰にしっかりと長い脚を絡み付けてぎこちなく腰を揺らした。
若い肉塊が、膣奥を貫いたかと思えばずっぷりと音を立てて引き抜かれる。開いた膣肉が寂しげにキュウッと締まって次の深い刺激を待つ。
「アァン?聞こえねぇ、俺に、どうして、欲しいんだよっ。」
膣口にとろとろに濡れた亀頭がじれったく触れる。ナインはエミナの唇を舐めて、答えを待った。
「っ!もっと、ナカ……ナイン、く、ので、ぐちゃぐちゃに犯してぇ…!いっぱい欲しいの。」
唾液で濡れる唇で、欲情に滲む声で呟いて濡れた瞳を向ける。ナインの手首を掴むとエミナは自らの豊満な乳房に招いて触るようにと促した。
ツンっと立ち上がった乳首がナインの掌に触れる。ゴクリと生唾を飲んでやわやわと強弱をつけて肉厚の乳房を揉んだ。

「あっ、あんっ、は、ネ、腰も、いっぱい、ね、お願い。その太いので奥まで突いてぇ。」
収縮する膣肉に反して、肉棒は胎内で主張するように膨らんでいった。
ナインを求めるエミナの表情は、淫らで、テラスで微笑む武官であるエミナではなかった。
口端からだらしなく唾液を垂らして懇願する様に、まだ満足しきっていないナインは緩く腰を揺らめかすだけに留めた。
「ふっ、やぁ、こんなんじゃ、足りなっ!ね、おねがっい。ここ、もっとしてぇ。ナインく、んの、おちんちんでぐちょぐちょにしてぇ。ひゃっうぁ……。」
とろんとした表情でナインを見つめて、唇をしゃぶって、下腹に力を入れて強請るとただひたすらに淫を欲した。

「かわいすぎんだろ。その顔、すげェすきだ。早く、俺だけの女になっちまえ。」
エミナの懇願と射精感に促されるがままにナインは激しく腰を揺さぶり始めた。波打つ膣肉に急かされるがまま激しく腰を揺らめかす。
「あっ、やあっ、あっ、ワタ、シ……あっ!イッちゃっ!!」
張りつめた膣内は、わざとらしいくらいの激しいゆさぶりであっさりと軽い絶頂を迎える。
柔らかい締め付けを堪能しながら、ナインはぐちぐちと音を立てて狭くて温かい内壁を擦り続けた。
荒い呼吸が混じる音と、淫らな粘着音が室内に響いてそれが更に強い興奮となって二人の元へと戻っていった。
「っ、ンンぁっ、きもちぃよっ。お腹いっぱいに……はぁ、ナインの……ああっ!はあっ、奥に、いったり……。」
ナインにしがみついて激しい腰の動きでペニスが抜けてしまわないようにと、エミナも膣をくちと締めた。結合部からはとろとろの汁があふれ出して内股を濡らす。
「……ッ、あんま、かわいすぎる顔…すんなっ。」
エミナが良く鳴く場所を探るようにぐちゅぐちゅと肉棒を擦りつける。強い締め付けに、ナインもくらりと来ていた。
「あぁんっ、はぁ…!きもちい。ふあ。おちんちん、おっきくてかたい。」
膣内を溶かしてしまうのではないかという程の陰茎に、淫らに縋って腰を揺らし続けた。
「中…出すぞっ。」
「やっ、ナカはやぁ……赤ちゃん出来ちゃっ!!あっ、あっああ!!」
口だけの抵抗、ナインの精子を欲するかのように膣はきゅうっと強く締まって膨張の後に訪れる射精を待った。
「はっ、あっ…やぁん、ふああっ、またイッちゃうのぉ!」
「なんっかいでも、イっちまえ……ッ!!」
「ひゃあっ。、あっ――!!」
ペニスを最奥まで押し込んで、胎内で限界を迎えると内股をブルリと震わせて熱くて濃い精液を流し込む。
エミナは、ナインの背に爪を立てて二度目の絶頂を迎えると精液を膣内に受け入れた。
下肢が重くなるような感覚がたまらなく気持ちがいい。
陰茎の震えが収まるのを、エミナは呼吸を荒げて忙しなく乳房を上下させて待った。

「ハッ、ぁ……はぁ……。中、ダメっていったのにぃ……。」
「っ、孕んじまえ。俺だけのモンになっちまえ。」
荒い呼気の後に聞こえてきた言葉にエミナを目を細めて、ナインの汗ばんだ額に口づけた。

熱にうかれているせいなのか。


「……、もう一回、抱いて。」
結合部から、とろりと零れる交じり合った体液にぴくっと震えて、濡れた声で囁いた。


この朱雀を背負う大切な少年に、もっと愛されたいだとか、心ごとすべてを愛してしまいたいなどと、想うことを止められない。




2011/12/29