一体それは何処から持ってきたのか、ハンジがレイの部屋のドアを深夜に叩いたことで始まった小さな晩酌会。既に彼女の部屋にいたナナバも含め3人で楽しく飲んでいた。

「しかし美味い!」
「響かないようにしてよ?」
「出来たらね。それにしても、」

隣に座っていたナナバがレイの身体をマジマジと見つめ始める。兵服ではない姿。ハーネスの締め付けもなく結んでいた髪も下ろし何処か無防備な状態。気付くと胸を触られていた。特有の柔らかい感触。

「デカい」

それにいいにおいだし。
お構い無しに抱き着いては胸に頬をすり寄せている。そう!そうなんだよ!向かいに座っていたハンジも声を上げながら移動してくれば挟まれていた。

「襲われたりしてない?」
「してないけど…なんで脱がすの?」
「直接触りたくなった」
「2人さ、酔ってるでしょ」
「いーや全然」
「酔ってない酔ってない」

どう見ても出来上がってるが…女だから好きにさせていいか。シャツが開かれたレイはテーブルに置かれたグラスを取るも動きが止まる。部屋の雰囲気が変わったから。

「あー…やば…」
「ナナバ?」
「ムラムラしてきた」
「んっ、ちょ…っと…、ハンジまで…!」

軽くキスされたと思いきや後ろから両手を掴まれる。ふと肌を撫でてくる指先に神経が反射的に集中した。

「さーてどんな味かなっと」
「だ、め…っだってば…!ぁっ…ゃ…」
「大丈夫、力抜いて」

くちゅくちゅと乳首を吸われる。
意識しないようにしても酒が入ってるからか時折噛まれるだけでもゾクゾクと快感が走った。耳に掛かっていた髪が上げられ剥き出しになった耳に息が吹きかかる。

「レイってすごく美味しい」
「んぁ…っ変なこと、言わないで…っ」
「…あれ?女同士なのに、」
「!っいや…違う…」
「下脱いじゃおっか」

履いていたものが問答無用で脱がされる。もう気休め程度にしか着ていないシャツと下着。何も纏っていない下半身。ここまでされるなんて欠片にも思ってなかった。秘部の表面に指が這う。

「濡れてるね」
「…もう、離してよ…っ!」
「離すと思う?こっからでしょ」
「っ…」

一瞬2人にドキッとした。
触れ合った唇が妙に優しくて。

「ん…ぅ、ふぁ…っだめ…ぁっ…!」
「中とろっとろ。ほら」
「あっ!ん…や、めて…っ」
「音聞こえる?レイのココから出てる音、エロい」

愛液が空気を打ち付ける音。
ハンジの手を掴んでも秘部から抜かれる事はない。真正面にいるナナバが両手を掴むと再び乳首を刺激した。チラリと見てしまえば愛撫されてる様子がハッキリと分かって…それが余計下を疼かせた。

「ぁ、ん…あっ…!」

ビクッと震える。鳥肌が立つような。
風に撫でられるみたいに強い快感が駆けた。

「あはは、イっちゃった」
「は…はぁ…っそ、んな…」
「恥ずかしくも何もないよ?ただ…レイが喘ぐのもっと見たいなぁ」
「というわけで移動しよう」

軽々と抱き上げられベッドに寝かせられる。
こちらが何かをする前に足が広げられた。手だってまた。僅かに恐怖が滲んでくる。

「私ら思ってる以上に興奮してるからさ、責任取ってね?」
「せき…にん…?っや、ちょっと何、してるの…っ!?いやぁっ…!」
「何って、ハンジが舐めてるだけ」
「すげー甘い」
「ぁっ、あぁ…っ!んぅっ…」
「舌柔らかい。レイはこっち舐めて」

熱い舌で秘部を舐められ羞恥と快楽が流れ出す。やめてって言いたいのに。たったそれだけの言葉が舌と、口の中に入れられた指に邪魔されて出てこない。唾液が口の端から伝った。

「ぅあ…っまた…あっ…ゃ…!」
「なに?イっちゃう?」
「ふ、ぁ…!ぁぅ…ん…っ!」

聞こえない。ナナバの瞳が覗いてくる。

「指止めてあげるからちゃんと言って?」
「ぁんっ、はぁっ…やめ、て…っ」

言わないとお仕置き。

「可愛い声でさ、教えてよ」

あぁ、だめ。まただ。また身体が浮く。

「…も、…い、っちゃう…!んぁっ…!」

解放される感覚。さっきよりも。
足を少し動かすだけでも気持ち良さが追い掛けてくることに耐えながら乱れる呼吸を落ち着かせるので精一杯なのに。
2人は笑っていた。

「よく言えました。でも、」

お仕置きしたくなっちゃった。
夜は長いからまだたくさん出来る。

「待って…ゃ、いや…っなんで…?」
「あー涙目可愛い。ん?なんでってまだ興奮冷めやらぬだし」
「んっ、わたし…っもう…むりだよ…!これ以上いったら…っ」
「おかしくなる?うん、それが見たいの」
「やめて…っお願い…」

体力尽きない限り女同士は終わりないから。
最後にキスされた。

「レイ?だから頑張ろうね」


寝込んでる?何それ珍しい。
だから会議いなかったんだ。
風邪でも引いたのかな?違うの?
おい、すっとぼけてんじゃねぇぞ。
何が?大方テメェ等が原因だろ。
あは、バレたか。さすがリヴァイ!
どうしてレイがそうなったか言え。

「え?言ってもいいけどその後襲いに行ったりしないでよ?」

だって私達のものだから。
話だけで犯した気分になってね?

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