週に何回…思えばほぼ毎日レイと一緒に風呂に入ってる。彼女の髪を洗うのが好きだから。今日は学校であんなこと、こんなことがあったね。私もその場にいたから知ってるのに改めて言ってくれる辺りが可愛い。シャワーで濡らした髪を丁寧に洗っていく。

「ありがとう」
「どういたしまして」
「美容師とか向いてるかもよ?」
「私はレイの髪しか触りたくない」
「それは喜んでいいの?」
「もちろん」

髪を傷付けないように泡で洗った後は時間を掛けて綺麗に洗い流す。それが終わったら身体を洗い…合うのは恥ずかしがった。ので…背中だけ。一通り終わらせると再び湯船に浸かる。向かい合わせは悪くないが物足りない。

「入浴剤初めて買ったやつだけどいいね」
「ラベンダー」
「うん。リラックス出来るなぁ…」
「こっちに来て」

今すぐ触れたいって思った。それ以上の感情も生まれている。彼女はどうしようと悪戯に笑ったが向こうが来ないならこちらから行くので構わない。何せ浴槽は狭いから、どうにでもなる。距離を詰めれば額に額を軽く当てた。

「あなたが気持ち良くなる時間」

レイ、今日も可愛がってあげる。
頬に両手を添えて口付けた。
ポタリと水滴が湯船に落ちていく。

「ぁ…っふ…ぅ、ん…」
「舌が柔らかい」
「…はぁ…ミ、ミカサ…っ、お風呂で…」
「それとも鏡の前でする?」
「んっ…!っい、や…」

耳を甘噛みしながら囁く。
視線で指した先にある浴室の大きな鏡。
彼処で足を開いたら綺麗に見える。自分がどれだけ感じている顔をしてるのか見たくはない?問い掛けると小さく首を振って拒否の態度を取った。こうやって恥ずかしがらせるのが楽しい。私にしか見せない特別な姿。

話す傍ら胸を揉んでみる。
敏感な所にはまだ触れてない、わざと避けているので少し余裕そう。

「んん…っ飽きない?」
「飽きない。レイのことは24時間触ってられる」
「ぁっ、もう…っそこはだめ…!」
「硬くなってきた」
「だ、から…ゃ…ミカサ…っ」

揉むのを止めて今度は乳首だけを執拗に弄る。ダメだと言っても身体は素直。すぐに硬くなりもっと触って欲しいと主張してくる。そのまま片方の指を脇腹、腹、足に這わしてから秘部に入れた。今日は…最初から早くしてみよう。

「んっぁ…!あっ、いや…っ!」

感じる身体が動き嬌声が耳に心地いい。

「クリトリスは?ここ」
「やっ!やめて、んっ、だめ…だよ…っ!」
「気持ちくなかった?」
「そ、っそうじゃ…なくて…ぁっ…」
「…」

足りない。これも悪くないけれど。
気分が変わった。急遽予定を変更。
レイを抱き上げた。
ザバッ!と湯の動く音が響く。

「続きは部屋で」


*


「あぁっ!んっ…は…はぁっ、いや…も…やめて…むり…っ」
「可愛い」
「い、いま…いった…ばっか、なのに…っ!」

ベッドで身動き出来ずに感じるレイ。なめらかな裸。手はタオルで縛った。そういう気分だったので。目は生理的な涙で潤み、されるがままに両足を開いている。達しても構わず2本の指を動かし続けた。乳首は私が吸い付き過ぎたせいで少し赤くなっている。指を止めないまま舐めてみた。

「ふぁっ…!あぁ…っぁ、ぁん…っ」
「気持ちよさそう」
「た、め…びちゃびちゃ…に…なっちゃう…」
「たくさん濡れていいの」
「え…?あっ!やぁっ!なめないで…っ!」

指を引き抜き秘部を舌で舐めてみた。
愛液が纏わり付いてくる。動けないのが余計に感じるらしい。ビクビク震える身体。今だけは全部、レイは私のもの。
それでも達する時の顔は見たい、ので指をもう1度入れ直した。クチュクチュと水音。

「どうしたい?」
「ゃ、ぁっ、あ…っ!また…すぐ…」

感じてる顔すら食べてしまいたいと思う。

「キスする?キスしないまま?」
「…キ…ス…して…っ!」
「わかった」
「んっ、んぅ…ぁ…っ」

自分から見様見真似で舌を絡ませてくれる。
気持ち良くて泣く顔は見たいけど痛がって泣く顔は絶対に見たくない。息も絶え絶え、今度は夜通しやってみるのもいいかもしれない。痙攣しそうな程に締め付けてくる中。

「レイ、イって?」
「んぅ…んぁ、んーっ…!」

ゆっくり唇を離し指を取り出す。
余韻に犯されているのか時折小さな喘ぎ声。タオルの拘束を解いて彼女を抱き締めた。目元、鼻先、唇、触れるだけのキスを落としていく。

「っ…ミカサ…」
「痛くない?」
「…ぅ、んっ…まだビクって…するけど…」
「大丈夫。とても可愛かった」

既に眠そうな彼女。あれだけ達したら負担もかかる。後は私がしておくと伝えて先に寝かせた。

「…」

真っ暗な部屋。
月明かりがうっすらレイを照らし、その寝顔に口付けた。しばらく考えた後に、

「食べたいのはチョコレートケーキ」
「……ふふっ、わかった」
「ありがとう」
「ううん…おやすみ…」
「おやすみ」

こういう終わり方も、私達ならでは。
腕の中で眠るレイを抱き締め眠りについた。
チョコレートケーキ、楽しみ。

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