「ん…ぅ…」

意識が少しずつ開けていく。
スッキリではないがよく寝た感覚がある。だが渋る目を擦ろうとしたら動かなかった。ジャラリと腕辺りから聞こえてくる音。右手と左手、各々が手錠で繋がれている。

「な、んで…なに、何なの…?」
「よく眠れたかい?」
「…おじさん…っ」

ガチャと部屋のドアが開いてエルヴィンが入って来た。その表情も声も優しい筈なのに…何処か有無を言わさない威圧感があり自然と恐怖が込み上げてくる。

「っどうして…こんな、」
「君は俺達だけのモノだからだよ。他の誰にも見せたくないんだ」

愛おしげにレイの頬を撫でた。
その手はゆるりとした動きで徐々に首筋、肩、胸へと下がっていく。

「…っいや…!」
「本当は学校にも行かせたくない、むしろこの家からも出したくない」
「っ…」

下着を押し上げふくよかな膨らみを持った胸を優しく揉んでいく。

「ずっと触ってられる」
「やめて…っ!」
「煽ってる様にしか見えないな」
「んっ…ぁ…」

今度は手ではなく舌を身体に滑らせる。小さな刺激でも乳首は既に硬くなっており口に含むと甘さが広がった。そのままくちゅくちゅと吸い続けもう片方の手も執拗に乳首を弄る。

「乳首を責められるのが好きなのかな?」
「っちがう…!」
「こんなになってて違う?もっと吸ってほしそうにしてるじゃないか」
「あん…っ!」
「可愛らしい」
「ぁ、いや…っ!おじさん…!」
「エルヴィン」
「っえ…?」
「おじさんじゃない、エルヴィン」
「んっ、ぁ、あ…!」

首を振って抵抗するレイの乳首を甘噛みするだけで素直に反応する、エルヴィンはゾクゾクと沸き上がる支配感に浸っていた。

「レイ、言えるだろ?」
「や、っもう…や「言え」
「…エル…エルヴィン…っ」
「よく出来ました」
「あぁ…っ!」

強く噛むとビクンと大きく震える身体。この少女は死んでも自分達の元から手放したくない。まだ達してもいないのに息が上がっている。手錠を外すと片方を腰に回しもう片方を頭の後ろへ。身動き出来ないように抱き締めそのまま口付けた。

柔らかい唇の間に舌を入れ込み絡ませれば、こちらを押す腕の力が徐々に弱くなっていく。時折苦しそうに息をする姿が可愛い。やがて唇を離すと全体的に力が抜けていた。それでも懇願する様な瞳には変わらない。

「んっ…ふぁ…はぁ…っ」
「はは、しっかり呼吸しないと」
「…やめて…何か、したなら…謝りますから…っ」
「君は何も悪くないよ」
「じゃあ…っ待って!だめ、下はだめ…っ」

目を合わせ会話しながらもエルヴィンの手は下着の中へと入り秘部の表面を撫でていたが、にっこりと笑い掛けると人差し指をゆっくりと差し込んでいった。十分に濡れているから途中で止まる事も無くスルリと入っていく。レイの腰が少しだけ浮いた。くぷ…っと水音を立てながら抜き差ししていく。

「んっ…やめてお願い…っ」
「じゃあどうしてこんなに濡れてる?」
「ぁっ…指、っ止めて…!」

腕を掴んでも微塵も抜かれないその指が確実に刺激になる場所を攻めてきた。足を少しでも閉じようとしても今一度彼の身体を押し退けようとしても全てが無駄な行為。波みたいに簡単に押し返される。それよりも中が更に濡れていく感じがした。狙い済ましたかのように動きが速くなる。

「…うん、そろそろか」
「だめ…ぁ…っあ…ゃ、んっ!」

身体が浮いたような刺激。
快感に逆らえなかった。
息を吐きながら瞳を震わすレイが感じていたのは背徳感と、羞恥。目の前のエルヴィンは至極楽しそうにしている。見透かす目。

「恥ずかしい…それもそうか、叔父さんにイかされちゃったからね」
「いゃ…っ!言わないで…!」
「本気で抵抗するなら出来た筈だ。しなかったのはどうしてだろう」

抱き締められ唇と唇が当たる程に近い。
本気で抵抗した、私はした。
嫌だったからした筈だ。しなかったなんて嘘に決ま「レイ」


本 当 に  だ っ た ?


「…わ、たし…は…」

エルヴィンは壊れ物を扱う様に耳に言葉を吹き掛ける。

「今日からレイの家は此処だよ。ミケもリヴァイも一緒だ」
「そ…んな…っ」
「もう本家には連絡してあるから安心しなさい」

そう、嫌なら逃げればいい。
それでも彼等の世界に着実に犯されている事実にレイが気付くのは果たしていつだろう。
あぁ愉快。

「これからずっとよろしくね」

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