(ついてない人は教師エルヴィン)


「まったく!」

布団の中で、それはもうグチグチとマシンガンの如く言葉を繰り出す。腹立たしいったらない。思い返すだけでもイライラする!あいつらめ…!

>> ベルトルトォォォ!!
やる気のなさ、無気力には困り果てている。何を言っても返ってくる返事は「あんまり興味ないです」いや興味あるとかないとかそういう事じゃないんだ。言葉のキャッチボールしてくれ分かってくれ。それなのに2組のライナー・ブラウンが関わると「ライナー!ライナー!!ライナー!!!」ええいお前は熱狂的ホモか!と言いたくなる。

「ブツブツ…」

>> ハンジィィィ!!
成績優秀なのは知ってる。それに私はベルトルトとレイの担任なので直接的な関係はないが生徒指導の立場から言わせてもらう。制服を着ろ。何度も何度も着ろと言ってるのに「えー!だってコレ私のアイデンティティだからやだよ!」知るかルール守れルール。ペナルティを与えても着ないんだから最早凄まじいプライドを持っている…じゃない。いいから着ろ。

「ブツブツ…」

>> リヴァイィィィ!!
コイツも学年が違うので生徒指導として言わせてもらえば馬鹿と利口は紙一重、まさにコレだと思う。1に掃除、2に掃除、3に掃除。四六時中掃除の話ばかりの掃除信者。それ(掃除)を周りに勧めてくるから悪い事ではないのに何故かタチが悪い!前に勧められたので反論したら「クソ野郎!」と瞳孔開いて下敷きの角で襲ってきた。ええい!お前がクソ野郎だ!

「ブツブツ…」

>> ミケェェエ…、?
スンスンスンスンするだけで大して問題のある生徒ではない。いや、ハンジとリヴァイに埋もれてて一瞬気付かなかったが大いにあった。お前も制服を着なさい。何で3年は着ないヤツがいるんだ着なさいよ!本当に頼むからルール守りなさいよ!あと人のにおい嗅いで鼻で笑うのやめなさい。柔軟剤変なの使ってしまったかなとか思ってしまうからやめなさい。制服着ろ!!

>> レイ
ケーキ屋でバイトしてるのは分かったから早弁でケーキ食べるのやめなさい。


「ブツブツブツブツ…、ん?」


生徒の愚痴を1人こぼしまくってたら何時の間にか午前4時を過ぎていた。ついてない。いや待て、4時?よ、4時だと!?日付けが変わってる。あと2時間も寝れないじゃないか!ふざけるなよあいつら…!私の睡眠時間をことごとく削るとはよほど懺滅してほしいらしい。決めた。今日は懺滅デーだ!このついてない日の怨みをあいつらに教師の立場を頑張って利用してぶち込んでやる。私の日曜を返せ!よし寝る!


愚痴って不貞寝で日曜終了

「zzz…」

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