「あれ、なんで教室入ってんのにそんなダサいニット帽被ってんの?」

「うっせーあっちいけ。しっしっ」

「機嫌悪いの?ま、いいか。あ、佐久間に原田。なんでこの人ニット帽なんか被ってんの?ダサくない?すばらしくダサくない?」

「ああ、何でも脱モヒカンらしいぞ。ただ、髪が生え揃うまで…」

「っだー!もう何なんだ帰れ!そんで死ね三回死ね!」

「生きる!」

「っ…!じゃあ、俺が消える!死ね佐久間!」

「生きる!」

「みょうじ、」

「なに?」

「不動は、お前が長髪が好みだと言っていたから伸ばすことにしたらしいぞ」

「…わたし、ただちょっと雷門の風丸くんに優しくされてきゅんとしただけなのに。長髪はウザいのがクラスにいるから足りてるし」

「何だと!?」

「…でも、不動の長髪かぁ…いいかもねぇ」



-------

あの髪型になる前に一回丸坊主になっていたと考えると興奮して夜も眠れない。


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -