「友達出来るかな」

「ああ」

「ほんとに?」

「ああ」

「サークルとかで新しい出会いがあったらどうしよう」

「ああ」

「ちょっと、聞いてる?」

「ああ」

「………ふん。じゃあいいよ。新しい出会いでイケメン捕まえちゃうから!」

「ああ、て、は?なに?なんでキレてんの?」

「なんでじゃないよ!そっちこそなんで話聞いてくんないし何も話してくんないのさ」

「ああ…わり。友達だろ?できるできる。おまえなら」

「てきとーな返事だなあ」

「新しい出会いはあるだろ、そりゃ。俺以上のイケメン見つけたら報告しろよ。ま、いるわけねぇけど」

「ナルシストハゲが!」

「ハゲてねぇ!」

「ありがと。ちょっと落ち着いた。…じゃ、そろそろ行くから電話切るね」

「ああ、お休み」

「(お休み?あ。時差のことすっかり忘れてた)」


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これから入学式!って時にヨーロッパにいる明王くんに電話して緊張ほぐそうとしたけど明王くんがいるヨーロッパは夜中だった。だけど明王くんは可愛い彼女からの電話がうれしくてちゃんと起きました。けど眠くて返事はてきとうだよっていう話。


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