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何にしても、僕はあの男が死んでくれて嬉しい。素敵な事を言われちゃった。

「それ、嬉しいなあ、僕を呪うの?いいなあ、リッカになら呪われたい。リッカ殺そうかな」
「…だめ」

冗談を言う僕に、リッカも冗談ぽくふくれた。かなり可愛い。しかもそのあと、また笑ってくれた。

「マモン、可愛い」
「でしょ、知ってる。リッカも可愛いよ」
「でしょ、知ってる。マモンは柔らかくて気持ちいいね、死んでたら抱き枕にするのに」
「えー、それは僕のセリフだよ」

僕は思い切り唐突にリッカを肩に抱えて立ち上がった。何するの、とリッカの落ち着いた抗議が背中から聞こえた。
リッカをベッドに持って行って投げると、衝撃でスプリングが軋んでリッカは小さく叫んだ。続いて僕が横にダイブすると同時に、ドアが乱暴に開いてベルが入って来た。
険しい顔をしていたけど、僕とリッカがきょとんとして見つめ返すと、すぐにため息を吐いた。

「…どうしたのベル…ノックもしないで」
「リツカの…いや、何でもない。コーヒーを容れて来たんだけど、飲むか?」


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Dog-ear ??
SCHNEEWITTCHEN






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