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僕は後ろに片付けていなかった陶器の破片がある事に気付いた。リッカが取って僕が投げ捨てた尖った破片が目に入った。僕はそれを掴んで、男の後ろに回った。男は僕を振り返らず、首を絞めたままリッカを見て動かなかった。
隙だらけの男の背中に破片をおもいっきり刺すと、男は汚ならしく叫んだ。僕は後ろから痛みにのけ反って近くなった男の、首を左手で、顎を右手で掴んでそれをおもいっきり反対側に引っ張った。軽々しく折れた男の首が、ごりごりとくぐもった破裂音を立てて不快感をもたらし、男は倒れた。

「しまった!殺しちゃったよ」

我に返った僕は声を上げた。困った、男から情報を聞き出す前に殺してしまった。まあいい、後でルシファーとレヴィに相談しよう。
僕は男の死骸を蹴りのけて、リッカに駆け寄った。震えるリッカは首に手を当てたまま、荒い息をつきながら男をじっと見ていた。

「リッカ大丈夫?」
「…」

リッカは僕を見ないで、荒い息がひきつったようなリズムになり、どんどん表情が悲劇的になっていった。僕はリッカの両目を覆い隠し、抱き締めた。


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Dog-ear ??
SCHNEEWITTCHEN






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